次に必要なもの「やせる旅」 その2

昨日ご紹介したお気に入りの本、やせる旅(筑摩書房)。今日はその中身について少々。
表紙もイカしてましたが、中を開くと巻頭にいきなりこの写真。

f0063645_2152201.jpg
都築響一:172センチ、90キロ。理想体重
より20キロオーバー、48歳
(2004年当
時)....だそうです。

←その20キロ分の豚の脂肪を前にして、決
意を新たにしているところ。
よく「5キロの米袋○つ背負っているのと同
じよ!」なんて言いますが、そのくらいの
表現では甘いのかも。さすがは都築響一、
リアルに迫ってくる写真なのでした。


この本のあとがきを読むと、今回の挑戦の趣旨がとてもよくわかるので、抜粋してみます。

 「にくはがし—あとがきにかえて」
旅情を誘う港町だの、いちどは上って見たい名山だの、とにかく美しく気持
ちいい記事ばかりが並ぶ航空会社の機関誌で、中年男が日本や海外のあちら
こちらをさまよいながら、一年間でどれだけ痩せられるのか試してみよう、
なんて無謀な企画が通ってしまったのが、そもそもの始まりだった。
 (中略)
しかし女性雑誌を見れば、後ろ半分くらいは減量の広告なのだ。飲んで痩せ
る補助食品から、最後の手段の脂肪吸引まで、初心者から上級編に至る各段
階の情報があふれているのに、男性メディアはどうかというと、情報量の点
ではなはだしく劣っていると言わざるを得ない。目につくのは「寝る前に腹
筋百回」なんて体育会系の指導ばかりで、たとえばエステって気持ちよさそ
うだなー、とか思っても、オヤジが一人でいっていいものかすらわからない。
男だって、痩せたい人はたくさんいるのに!きれいになりたいのに!


うんうん、わかるわあぁ。「きれいになりたいのに!」ってなんて素直で健気な言い回しなんでしょう。
で、彼はどうなったか...というと、ちゃんと20キロ落としたらしい。もちろん取材のときだけでなく、一年
間日常でも努力し続けたみたい。そしてこうなった。↓くびれを手に入れたのです。

f0063645_22411110.jpg(ボケた写真でごめんなさい。携帯でザラザラしたビニールカバーの
裏表紙を撮ったもので。)

でも世の中にこれだけダイエットの記事が氾濫しているのは、痩せ
るのが難しいんじゃなくて、痩せるのがおもしろくないから。言い換
えれば、痩せ続けるのが難しいから。
...(中略)...でもね、つらいこ
とを成し遂げるには、がんばるだけじゃダメなので、おもしろがらな
きゃ続かない。
今回はたまたま減量だったけど、それって人生そのものだと思いませ
ん......なんて大げさですよね、すいませんでした。」と著者は結んで
います。

ああ、沁みるなぁ。一言一言が....。


筑摩書房『やせる旅』のサイトですでにご覧になったかたもおいででしょうが、著者からのメッセージもお
ススメです。→コチラ。
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by kadoorie-ave | 2007-04-30 23:10 | | Comments(6)
Commented by greenagain at 2007-05-01 00:26
素晴らしい、豚の脂肪にうなだれる写真。感動に打ち震えました。
そう、恰幅のいい人、ふくよかな人のどこが悪いんだろうと思います。
ダブルボタンの男性や二の腕ぷくぷくの女性、どちらもグッときますけど。
Commented by チャイカ at 2007-05-01 11:26 x
これが脂肪20キロかあ。

夫が健康診断で「肥満」のお墨付きをちょうだいしました。
しかし本人には痩せる気がない模様。
「痩せるとモテすぎて大変だから」だそうです。(・・・・・・)
どうしたら痩せる気になってもらえるのか・・・
この本読んだら痩せる気になってくれるかなあ。





Commented by kadoorie-ave at 2007-05-02 00:18
>greenagainさま
うふふ、「楽しいこと」のほうが好きな私でも、さすがにこの写真を見たら考え込みました。
恰幅がいい、ふくよか...の範囲で止まってくれればまぁいいのですが...気をつけていてこれ(現状)だから....。
スレンダーな人がダイエットの話ばかりしていると、少々ムッとする私です...。
それにしても、ですね。体重によってやはり、人からの扱われかたというのはあからさまに変わるんですノヨ。ほんとに。
Commented by kadoorie-ave at 2007-05-02 00:28
>チャイカさま
わかりやすい写真でしょう〜〜♪
つい先日、近所の「肉のハナマサ」で何キロもの背脂の大袋入りを目にしたとき、そっと我が身を撫でてしまいました...。
この本を読むと痩せる気に....というよりも、お金さえあれば自分も必ず痩せられるんだね、楽に♪と勘違いしてしまうかも。
巻末に、切り抜いて持ち歩ける「肥満格言」もあります。
「減量は一日に成らず、デブも一日にして成らず」「デブの顔はみんな似ている」
「デブを泣かせる『お楽にどうぞ』」「あとひとくちを残す勇気」「『もったいない』がデブのはじまり」「早寝早起きは3キロの得」....
おっと、早く寝なくっちゃ!!
Commented by pyontaro-piyopiyo at 2007-05-02 11:44
なんて強烈な、説得力のある写真だこと!
たしかに体重が減っていってる時って楽しいけど、維持するのって
逆に増える強迫観念との戦いですもんね。楽しくない!
私も昔、旅行で撮ってもらった自分の写真みてショックをうけて
ダイエット。食事で7キロ落としました。
今は落ち着いてるけど(たぶん^^;)中年太り家系は逃れられないんでしょうね^^;
やっぱり出来ることならかっこよくありたいって思う男心はず~っともってたいなぁ!
(でもあきらめてるおじさん達が多すぎるんだな、これが!)

「ナイシトール」は体内の脂肪分解に効果的な薬として、一時期ブレイク。
売れすぎて今はテレビCMもひかえてるとか。
http://www.kobayashi.co.jp/seihin/ns_t/
内・脂・取~る?ネーミングの勝利かな^^!
Commented by kadoorie-ave at 2007-05-02 21:29
〉pyontaro-piyopiyoさま
人に撮ってもらった写真のショックって大きいですよねぇ。
改めて自分の現実を突きつけられるというか。その上、「よく撮れてるでしょう?」なんて言われた日には!
あれは効きますねぇ♪
ナイシトールにヤッパリ目がキラキーン♪
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