ドキュメンタリー映画「乱世備忘 僕らの雨傘運動」のイラストを描きました

香港の若手監督 陳梓桓(チャン・ジーウン)によるドキュメンタリー映画「乱世備忘 僕らの雨傘運動」が
2018年7月14日(土)よりポレポレ東中野にて公開されます。全国順次公開)
私は映画のイメージイラストを描かせていただきました。
特別前売り鑑賞券(1300円)を劇場でお求めの方には、このイラストのポストカードがプレゼントされます。
(一部劇場ではお取扱いがありません)

山形国際ドキュメンタリー映画祭 2017にて小川紳介賞受賞作品
配給:太秦株式会社
公式サイトhttps://amagasa2018.com
詳細はこちらでも→cinefil http://cinefil.tokyo/_ct/17162027
監督インタビュー:CINEMA JOURNAL http://www.cinemajournal.net/special/2017/yellowing/index.html

詳細はリンク先をご覧いただくとして...私自身のつたない感想を付け加えるとすれば。
雨傘運動について賛成派か反対派か。どのような政治の志向か...などは抜きにして
まずはこの映画を一度はご覧いただきたいなと思いました。
頭で「考える」前に、まずは映画を観て「感じて」みて。

監督はあくまでも素直でフラットな視線で、他の若者とともにいます。
そして、そのカメラに映し出されるのはイデオロギーでも、
「學民思潮(Scholarism)」や「香港專上學生聯會(學聯)」の若者でもなく
普通の若い人たちの、それぞれのいたたまれぬ思い。熱い想い。素直な疑問。その記録。

ところどころに監督が幼かった頃のホームビデオが挟まれていて
観ているとああ、香港でこんな風に育ったんだ、そして大きくなって...だからそうか。
それで今募る想いでここにいるんだね、と
切ないような愛しいような気持ちになってふとデモの只中に居るような気持ちになってしまう。

この「雨傘運動」は、撤収とともに終わったのではなく
それぞれの形で、一人一人の心の中に将来への種を蒔いたのだろうと思います。

だから、イラストを描くにあたっては、それぞれの人たちの未来に希望を感じさせるような明るめの色で仕上げました。


(映画の中で一人の学生が言った言葉「デモは反乱ではない。基本的人権だ」が
心に残りました。)


あらすじ(チラシより引用)

僕が生まれる前、1984年に香港が1997年に中国に返還される事が決まった。

2014年、香港にはいまだに民主主義はない。

自分たちで香港の代表を選ぶ「真の普通選挙」を求めて若者が街を占拠した、雨傘運動。

同じ「香港人」であるはずの警官たちからの浴びせられる催涙弾に皆が雨傘を手に抵抗し、僕はカメラを手にデモに向かった。

そこで映画の主人公となる仲間たち、大学生のレイチェル、ラッキー

、仕事が終わってからデモに駆けつけてくる建築業のユウ、授業のあと1人でデモに来た中学生のレイチェルたちに出会った。

香港の街が占拠され、路上にはテント村ができ、自習室ではラッキーの英語無料教室が開かれた。

テントをたて、水を運び、そして夜は一緒にマットを敷いて路上に寝る日々。

討議がまとまらず言い争いになると「これが民主主義」だと、皆で笑いあう。

こんな香港を見るのははじめてだった。

香港に暮らす「普通」の僕たちが、「香港人」として「香港の未来」を探した79日間の記録――。

当時27歳だった陳梓桓(チャン・ジーウン)監督が仲間たちと過ごした、未来のための備忘録。

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(小野寺光子/画 illustrated by Mitsuko Onodera)



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by kadoorie-ave | 2018-04-26 01:15 | イラストの仕事 | Comments(0)
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