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高松〜倉敷〜岡山の旅『倉敷 本町通り』

新潟・高田からただいま、です。帰りは長野の善光寺に寄って帰って参りました。高田は桜が満
開、壮観でした。また後日、ブログに書きたいと思います。それにしても、簡潔に書くのが下手な
ので、ブログに描きたいことがどんどんたまってしまい、どうしたらよいのかわかりません...。


ではでは、倉敷の報告に戻ります。
「MUNI」のスタッフの方たちに別れを告げ、ポンッと外に出ました。外灯はあるものの真っ暗。
『どちらへ進めばいいのかな?』とりあえず地図を見て歩きだしたものの、タクシーで駆けつけた
ため東西南北もつかめません。当てずっぽうでズンズン行くと、ますます迷子に。暗がりの向うか
らくる若い男の子の姿があったので訊ねると「僕も迷っているところなんです」という返事。わ〜
ん、トホホ。
かろうじて一軒、明かりのこぼれていた薬屋さんに入ってきいてみました。(丁度店をしめるとこ
ろでした!)「ここは東町になります。この先に地図が立っているから、それで確認して間違えな
いように本町通りに入ってください」と。

高松〜倉敷〜岡山の旅『倉敷 本町通り』_f0063645_038350.jpg確かに地図は闇の中にぼうっと立ってい
ました。さっき通ったときは気付かな
かったなあ...。

この通りが本町通りのようです。

ところどころにあたたかな明かりが灯っ
ていて安心してきました。ゆるく道が
カーブしています。そのせいか、「こ
れでホテルに帰る軌道に乗った」なん
て思いました。

高松〜倉敷〜岡山の旅『倉敷 本町通り』_f0063645_0381946.jpg
まるで昔話の世界に入ったようです。


一歩進むたびに、自分が通りに馴染ん
でいくような。溶け込んでいくような。

高松〜倉敷〜岡山の旅『倉敷 本町通り』_f0063645_0383739.jpg
ふと香港のことを想いました。全くタイ
プの違う街なのに、なぜだろう?

ああ、きっとそれは一歩路地を入った時
の、思わぬ暗さとか。
観光で有名な街とはいえ、建物の中にき
ちんと暮らしがあるあたたかさとか。
大きすぎない街の規模とか...そういうと
ころが、香港と共通するしているのかも
しれません。そしてそれは私にとって好
もしいもののようです。

高松〜倉敷〜岡山の旅『倉敷 本町通り』_f0063645_0391229.jpg
商店、カフェやギャラリーなどが並んで
いるのですが、まだまだ民家も多い。

料理屋や居酒屋らしきところからは、中
からガヤガヤ笑い声がこぼれてきたり
ジャズがきこえてきたり。気後れして、
ふらりと入るなんてことはできませんで
したけれど。(残念。)

高松〜倉敷〜岡山の旅『倉敷 本町通り』_f0063645_039275.jpg
考えてみたら、倉敷に下り立った瞬間、はじめてなの
に「ただいま」と思ったのでした。
素晴らしいと感嘆する街は日本にも世界にも沢山あり
ますが、はじめて下り立った瞬間から「ただいま」と
いう気分になったのは、日本ではここが初めてかもし
れません。

海外では、パリ。そして香港。不思議なことに最初か
ら懐かしく感じた「ただいま」な街でした。そして三
番目が倉敷なのかもしれません。





フツフツとうれしくなってきました。



by kadoorie-ave | 2009-04-14 23:51 | 散歩と旅・建物
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