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「英国のOFF 上手な人生の休み方」入江敦彦/著(新潮社 とんぼの本)

今回は、ここしばらくアップしていなかった自分の仕事ご紹介せねばと思っていたのです。イラストを描かせていただいた本がいくつかありますので。
よくよく考えてみたら、このブログの第一の目的は ‘さりげない’営業...だったのであります。忘れがちではありますが。

...と思ったのですが、先日書店で買った本がすっかり気に入ってしまったので、そちらのご紹介をすることにしました。

先週久しぶりに吉祥寺パルコ地下のブックセンターに入り浸り、あっちの本からこっちの本へ、こっちの本からまたあちらへ。新刊本の匂いを嗅ぎ、その紙質や重さ・手触りにうっとりし(でもベタベタさわってなんかいません、ご安心を)、写真にときめいたり文章を少し試し読みしたり...と書店を堪能しました。やっぱり本屋はいいなぁ!幸せだった。何時間いたかしら?自分を取り戻したような、そんな気分。

とはいえ気になる本があっても、そう簡単には買いません。なんといっても今は自分の蔵書を整理・処分中。しばらく前にも本棚一つ分古本屋さんに引き取ってもらったんです。はい。買わない、買わないよ。

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ああ、なのにこの本。「英国のOFF: 上手な人生の休み方 (とんぼの本)」。

入道くんこと入江敦彦さんがこの本を出したと聞いていたので、内容だけチェックして、買わずに我慢する...はずでした。
でもねえ。本をパラパラとめくって目に飛び込んできた言葉が、「三人寄ればジャム日和」って。
だめだ、少し読んだだけでも私のツボに言葉がはまる。嬉しさに身をよじってしまいそう。

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ご覧ください。
ジャムを作るために集った男三人。年にたった一回、丸一日かけて材料を買い出し、何種類ものジャムやチャツネを作る...のだそうです。
市場に買い出しに行く、の図。
なんと愉しそうな姿。三人の背中が笑っている、へっへっへと。
こういう写真が大好き。人がホントに好きなことをして楽しそうにしている姿ほど、嬉しくなるものはないですね、ふっふっふ。
(ていうか、参加したいなァ。お邪魔なら、窓から覗くだけでもいい。)

一行読むたびに本の中に引きずり込まれてしまって、もう逃れることができない...ので、仕方なくレジに持ってゆきました。

そういえば、どうしてもほしいという本は実用書を抜かせば、ドキドキするほど気に入ってしまった写真か、「鷲掴みにして持ち帰りたいほど気に入った一文」がある本。まるで突然ピントが合ったかのように、鮮明に心に残った時、それでもしばらく迷って、あげくに買って帰るのです。
そんな本は、たとえそれが人にはどうでもよいものであったとしても、私の宝です。(入江さんの本はどうでもよいものじゃないです。よろしく。)
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by kadoorie-ave | 2013-09-23 02:28 | | Comments(2)

HAPPY BIRTHDAY, LESLIE CHEUNG!!

レスリー(張國榮/ Leslie Cheung)のお誕生日9月12日を祝おうと昔撮った写真など眺めていたら、おっといけない。日付けを越えてしまいました。
レスリー、今年もお誕生日おめでとうございます。

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思えば、子どもの頃からひたすらフランスが好きで、香港のイメージは貧困だった。
蒸し暑いところ、日本人が短期間(週末や連休など)で気軽に行ってブランドバッグや化粧品、もしくは「チープ」で「キッチュ」なものを買い込んで、グルメ三昧するところ、とか。あとは「アチョー」とかいって飛び回っているアクション映画のファンが行くところ...くらいに思っていました。「ごめんなさい!そんなつまらないところじゃなかった」と気づいたのはレスリーのおかげであります。(←「つまらない」っていうのは「たったそれだけの」っていう意味です。誤解なきよう。チープやキッチュなもの、アクション映画がつまらないという意味にあらず。でも世の中には今でも「それだけの」って思っている人、多いのかも。)

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レスリーの映画を見て、フランス映画(やヨーロッパの映画)からグイグイグイーッと香港(やアジア映画)に引き寄せられて、おかげで生活や文化、歴史にも興味がわくようになりました。

香港人の素敵な友達ができたのも、香港の家庭料理に興味を持てたのも、蒸し暑さが嫌いじゃなくなったのも、そういや自分はアジア人だったと気づいたのも...そして今、仕事で香港のイラストを描いては幸せな気持ちに浸れるのも、元はといえばみーんなレスリーから始まったのでした。

私の仕事部屋がこんなふうになっているのもね。
※右は生鮮食料品店や街市(マーケット)などでよく見かける、電灯の笠。写真がうまく撮れていないけれど、透明感のある、明るめの「紅」。朋友(ぱんやう)のAnnaさんからプレゼントされたもの。最高です、Annaさん!

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とにかく、レスリーにはたくさん「ありがとう」を言いたい。いつだって、「ありがとう」Leslie Cheung!
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by kadoorie-ave | 2013-09-13 02:50 | 映画・音楽・ART・WEB | Comments(2)