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近頃の食卓

倉敷から戻ってから(つまり震災から後)、気づいたことがあります。机に向かう仕事が手に付かな
いようなときでも、「体を動かす」作業をしていると落ち着くということ。あくまでも、私の場合で
すけれども。単純作業ほどよいみたいです。床を拭いたり、お皿を洗ったり、洗濯したり。長年の課
題となっていた本の整理・処分とかもサッサとできた。どっさりたまっていた資料もくくって、資源
ゴミに出す準備も終了。そして...料理も、作業に集中できるからがいい。

さてさてそこで、近頃の夕飯です。これはきのうの夕食。ごく普通の夕飯でした。

最近の食卓の傾向としては、かつお節を削る日が前よりグッと増えました。にぼしだったり、天然ダ
シのパックをポンと鍋に放り込む日もあるけれど、かつお節を削っている時間がすごく好きになりま
した。リズミカルに削りながら、あれこれ考え事ができるのも愉しい。たしか以前、建築家の宮脇檀
さんが、鉛筆削り器が手動の頃はゴリゴリ削りながら一拍考え事をする時間があってよかった。けれ
ど、電動になったらそれがなくなった...というようなことを書いていらしたような。かつお節を削る
のは、もっと長い時間がかかるけれど、似ているんじゃないだろうか。

昆布とかつお節で出汁をとって一口すすり、「ううう、おいっし〜〜い!」と1人唸るのも、幸せの
もとですし。

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↑左上から時計回りに...油麩入り肉じゃが。さわらの塩焼き。キャベツとわかめの味噌汁。切っただ
けのキュウリとトマト、ふきみそ添え。ごはんには、かつおだしの再利用で作ったふりかけ。

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油麩は仙台名物。新ジャガの「肉じゃが」にもコクが出ます。食品の産地はいつだって見てから買い
ますが、今はつい、東北のものを重点的に買い求めてしまいます。そんなのが応援になるかどうかは
わかりませんけれども。

【質問】だしをとった後のかつお節ですとか、昆布はみなさんどうしておいででしょう?かつお節は
大体、ふりかけにしていて、昆布のほうは佃煮風にしているのですが...どちらも、食べる早さが作る
早さに追いつけません。何かほかに、美味しいアイディアはないものでしょうか。...そう考え続けて
○十年...そろそろなんとか解決したい。

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by kadoorie-ave | 2011-03-29 02:31 | おいしいもの | Comments(0)

避難所での簡易間仕切り「ボランタリー建築家機構」によるプロジェクト

被災者のかたがたの避難所の生活は、すでに二週間にもなるのですね。最初のうちの数日間はまだし
も、長くなってくるとプライバシーのない、1人半畳ばかりの生活は体にも心にもどれだけきつかろ
う...と気になっていました。狭くて無理という避難所も多いとは思いますが、ちょっとした間仕切り
ができれば、体を拭いたり、着替えたり、人目を気にしない格好でくつろいだりもできるはず。

そんなふうに感じていたところ、先日、exite.ismでこんなプロジェクトがあることを知りました。

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建築家・坂茂による、避難所での簡易間仕切り

   「ボランタリー建築家機構」が避難所での簡易間仕切りを設置するプロジェクト
 
●exite.ismの記事ページはこちら
 →→http://ism.excite.co.jp/architecture/rid_E1300858678005/ 

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●プロジェクトの公式サイトはこちら
 →→http://www.shigerubanarchitects.com/SBA_NEWS/SBA_news_5.htm
●坂 茂建築設計のサイトはこちら→→http://www.shigerubanarchitects.com/
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決して募金を促すためにご紹介したのではありません。ただ、「間仕切り」の件が気になっている人
には参考になるかもしれない、と思うんです。私みたいに。


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by kadoorie-ave | 2011-03-25 10:17 | 思ったり、考えたり... | Comments(0)

ご無沙汰いたしました。

倉敷での個展は無事終了。ご来場くださったかたがた、興味をもってくださった方に感謝、です。あ
りがとうございました。

前半は個展会場の「夢空間(サロン)はしまや」に作品の設営のため、後半は3月10日から13日まで
搬出のために倉敷に滞在しておりました。なつかしいかたや友人、新しく出会った方など、滞在中に
は楽しいお喋りの時間にも恵まれました。岡山の街にも一日、でかけました。皆さまお世話になりま
した。

11日に、岡山駅で電光掲示板を見ると、「東北で大きな地震があり、新幹線が不通」という説明が目
に入りました。私はその前にもあった震度5くらいの地震でも来たのか?という程度に思っていまし
たが、倉敷に戻ると「小野寺さん、ホテルに帰ってニュースを見た方がいいよ。東京のことも心配で
しょうし」と言われました。よく理解できぬまま、ホテルでテレビをつけて、想像を絶する地震のこ
とを知りました。
東京にいる身内がどうしているか知りたくても、電話もメールも通じない。夜になって、やっとメー
ルだけが気まぐれに落ちてくるという具合でした。東京にすぐにでも戻りたいと思いましたが、新
幹線は簡単に復旧しそうにありません。身内の無事が確認できてから、東京の様子を聞いて相談。変
に動かずに、予定通り倉敷に滞在するのがベストだということになりました。
東北、関東から離れた場所なので、倉敷は至ってのんびりした空気でしたが、ただ連絡が取れないだ
けのことがこれほど怖いことだとは。たかだか、東京の身内は帰宅難民になっただけなのに。状況が
わからないっておそろしい。被災者のかたたちが、少しずつましになってきたとはいえ、今も連絡を
取りにくいというのはどれほど辛いことだろうかと、想像するだけで指先が冷たくなって震えてきま
す。webを見たりすれば携帯の電池がすぐに切れてしまうのも不安なものでした。

結局のところ、地震があってすぐから連絡を簡単にとれ、情報を得ることができたのはツイッター
Facebookでした。普段、ツイッターにはぼやきや愚痴をたれるばかりの私ですが、今回これらを多
用してみて、しみじみ「本当に時代は変わったのだ...」と痛感しました。Facebookは、香港人の友
人に勧められて随分前から登録していたのですが、ま〜る〜で〜使っていませんでした。友人は外国
人ばかりだったし、私は英語も広東語も自由に使えないし、Facebookの使い方も日本語がなくてわ
からなかったのです。今回は、日本の地震の状況を、普通のニュース以外にも香港の友人に伝えられ
たらいいな...というので、少し使いました。

東北に住む人の安否確認にも、ツイッターとGoogleのパーソンファインダー(東日本大震災に関する
消息情報)が役に立ちました。知らないかたから消息を教えていただいたり。

(※お使いになっているかたはもちろん存知の通り、ツイッターから情報を得る場合は、どんな人や
団体をフォローしているかによって、入ってくる情報やつぶやきの質や信頼性が大きく変わってきま
す。)

情けないことに、自分はどうにもなっていないというのに、どんよりとなって体調もすぐれませんで
した。あろうことか何も手に付かない。(肉体労働系は大丈夫。できる。)ブログも、どうしても書
く気になれず、間が空いてしまいました。どうやらここ数ヶ月の疲れがどっと出て、11日以降のこと
と重なってしまったようです。とりいそぎここ2、3日は自分に無理難題を出さず、快復させようと思
います。そして、自分にできることを、やってみるつもり。

せっかく倉敷で見てきた、楽しいこともいろいろあるので、少しずつアップしていきます。「『六畳
二間庭付き一戸建て・借家』の思い出」のシリーズも、続けます。地震関連のことも交えながら。

(長文で、読みづらくてすみません。)


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by kadoorie-ave | 2011-03-24 00:37 | 思ったり、考えたり... | Comments(8)

近頃の夕飯

倉敷で「旅するおひなさま展」をしているというのに、昨日が3月3日だということを、ケロッと忘れ
るところでした。私のおひなさまは、食事を一応それ風にする、というだけなのですけれど。
ばら寿司。こちら↓です。

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こちらに戻ってきて、倉敷に10日に戻るまでの間、仕事をこなすものの、少しのんびりしたペースで
ね...なんて思っていたらそうはいきませんでした。姿勢をキリッと正して、なんとかちゃんと仕上げ
なくては。うぇ〜ん。(←でもやる気はあります。

ワシワシと食べるのに夢中で、ハマグリの潮汁は写すのを忘れました。
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寂しいので、かわりに、しばらく前に作ったチョコレート菓子の画像を載せます。日夜、休まずに、
眠らずに仕事をしてはいたのですが、そこはやっぱりお祝いごとや、バレンタイン。日にちを逃す
と、なんとなく人をガッカリさせちゃうのかなぁ、と思い、ヨロけながら作った!!「立つんだ
ジョー」とかひとりごと言いながら。少しも優雅ではないのであります。ほぼ「闘い」。多分、だれ
もそこまで期待していないし、気にしていないのでしょうねえ。けれど自分自身は、だれも祝ってく
れないと、結構しょぼくれてしまうものだから。で、食べた人から美味しかったとでも言われれば、
天にも昇る心地♪

f0063645_14333998.jpg手前は、ROCHERS
(ロシェ=岩)。
中のガナッシュにアー
モンドダイス入りの飴
を作って細かく砕いた
ものが入っています。


真ん中はクラシックス
タイルのブラウニー
小麦粉はわずかしか使
わず、ビターなチョコ
レートを使って作りま
す。


は...コーヒーの飲み過ぎ(夜中起きているために)で胃が荒れていたため、仕方なく薄いコーヒ
ーをたっぷりの牛乳でカフェオレにしたもの。

f0063645_14475830.jpg※ブラウニーは、なんとあのキャサリン・ヘップバーンのレシピだそうです。

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断面を脇から見ると...
くるみがいっぱい入っ
ていま〜す。

あ、そうです。これだ
けは自分で食べたの♪
イヒ♪




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by kadoorie-ave | 2011-03-04 14:59 | おいしいもの | Comments(8)

倉敷のちょっと変わったお土産に。

倉敷観光でも有名な風景の一つに、この倉敷考古館の建物があります。よく聞くのは、風景としては
非常に有名なのに、入館する人は少ない...ということ。
そうしましたら、この間のほぼ日(ほぼ日刊イトイ新聞)で、帽子作家でイラストレーターのスソア
キコさんが、倉敷考古館のレポートをしているのを発見。ほぼ日の影響力はすごいので、こりゃ突然
の入館者倍増か!?と期待しているところであります。スライドショーになっていて、館内の様子を
垣間見ることもできますよ。

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以下↓が、入館時間等の表示。....そして、ん!?ふと下に目をやって気づいたものがあります。

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こちらです↓。私ときたら今回の倉敷訪問で初めて気がつきました。なんとこんな↓魅力的なものが。

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「祖先の人々の祈りを表現した文様」(当館特製の土版)
希望者には個人入館者(大人・学生共)に限り、1人1個 手数料30円で差し上げております


...ですって!
素晴らしい!いいじゃありませんか〜。しかも手作り?

さあ、そこのあなた!
お部屋のインテリアに、個性的なキーホルダーとして(多分欠けやすいとは思いますが)、ストラッ
プを付け替えて重量感と手応えのある携帯ストラップにいかがでしょう...♪

是非、倉敷考古館を「個人で」見学なさって、手に入れてみてください。


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by kadoorie-ave | 2011-03-04 12:29 | 散歩と旅・建物 | Comments(4)

「倉敷雛めぐり 旅するおひなさま展」会場風景

観光で倉敷にいらっしゃるかたには、大原美術館周辺だけではなく、本町通りそしてその先の東町通
りまで歩くことをお勧めします。私にとっては、そここそが、倉敷の風景。

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東町通りには「楠戸家住宅」として知られ
はしまや呉服店があります。楠戸家には
敷地内にいくつもの倉があります。
喫茶「夢空間(サロン)はしまや」は、そ
のうちの一つ、米倉だった空間を改装した
ものです。はしまや呉服店脇の路地をズー
ッと奥まではいったところにあります。

今回の展示はこちらで行っていま〜す♪

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楠戸家内の通路をぐんぐん奥まで進みます。壁
の一番奥左にある入り口をくぐると、こぢんま
りとした中庭が。その庭の一番奥のドアからお
入りください。

私が以前個展をしたのは、喫茶店のお隣の倉、
小ギャラリー。
他に、大ギャラリーや椅子のギャラリーショッ
プの入っている倉もあります。

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(左)「夢空間(サロン)はしまや」の内部です。ロフト状の二階から撮りました。
(右)今回は、雛かざりを兼ねたイラスト作品なので、小作品が中心。飾り棚の中にもこんなふう
に展示。

では、作品を(全部ではありませんが)ご紹介いたしますね。

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前回の「ON HER JOURNEY」展では、屏風を作りましたが、今回は掛け軸を作ってみました。制作
は前回と同じ、本町通りの如竹堂。正絹を使って、とても立派で上品な仕上がりになりました。うれ
しいなっ♪

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↑(左)山梨県南アルプス市の桃源郷からの眺めです。遠くに富士山があるのです。
(右)沖縄の首里城に立つ、琉球張り子のおひなさまです。

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↑(左)香川県の八栗ケーブルにはしゃぐおひなさまです。女雛は運転席に侵入しているところです。
(右)広島県は鞆の浦の常夜燈のそばで語り合う次郎左衞門雛です。


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こちらは、台湾好きの方必見(?)
の、九イ分茶房で中国茶を楽しむおひ
なさまです。ちょっと描いてみたか
った。

<全作品に共通の仕様>
(掛け軸以外)
●額縁にはお雛さまにふさわしい「桜
橘」の文様を手描きしてあります。
●額内部、上下に市松模様の和紙を施
してあります。
●中には、和紙をミシンで縫い、中に
綿を入れた桃の花の文様のオーナメ
ント
を吊してあります。


お近くにおいでの際は、是非お立ち寄りください。


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by kadoorie-ave | 2011-03-02 16:11 | Comments(8)