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(お知らせ)パソコンが壊れました

長年、家族のように仲良くしてきた私のパソコンi-macくんが突然イカれてしまいました。再起不能のようです。
(泣)

しばらくの間、ブログへの書き込み、メールなども携帯電話からということになります。関係者の皆様にはご迷惑を
おかけしますが、何とぞよろしくお願いいたします。
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by kadoorie-ave | 2009-06-25 19:29 | Comments(12)

シネマ歌舞伎特別篇『坂東玉三郎・中国昆劇合同公演 牡丹亭』

先日、東銀座の東劇にてシネマ歌舞伎特別篇『坂東玉三郎・中国昆劇合同公演 牡丹亭(ぼたんて
い)』
を観ました。ほんとうは、af_blogの古川泰司さんの「ちっちゃな家」展を観に行くのが主な
目的で、『ついでに何か他にも用事はないかしら』と考えたときに、ちょうど坂東玉三郎の「牡丹
亭」の映画も近くでやっているはずだと思い出したのです。

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『坂東玉三郎・中国昆劇合同公演 牡
丹亭(ぼたんてい)』については、予
備知識もほとんどありませんでした。

ただ、あの有名な『牡丹亭』か!と。

そういえば、映画『華の愛 遊園驚
』(ヨン・ファン監督)の冒頭で
も、ジェイド役の宮沢りえが「牡丹亭
 遊園驚夢」を歌う姿が儚げで、うっ
とりするほどきれいでした〜。

玉三郎氏については、かねてから芸は
もちろん、インタビューでの発言など
にもとても注目しています。中国の人
々や文化についての発言には、ことさ
ら共感するものがあります。
その玉三郎が、昆劇の本家本元、蘇州
で主役として客演する!これは歴史的
にもとてつもなくすごいことなのでは
ないでしょうか?

玉三郎といえば、われらがレスリー・
チャン(張國榮)とも食事を一緒にし
て語り合った仲。「表現」すること・
「芸」への、清冽で真摯な態度には共
通するものがあります。
長い芸歴で色々あったはずなのに、年齢を重ねてからのほうが若い時以上に蓮の花のような美しさ
があります。そういう姿勢や心のあり方が表面に出てくるからだと思うのです。実際、二人の肌の
内側から輝くような透明感といったら!!
...見習えないけど、見習わなくちゃ...(トホホです。)


この映画は二部に分かれています。第1部はドキュメンタリー篇『玉三郎16Days in 蘇州』、第2部
が本編ともいえる舞台篇『牡丹亭』。

●第一部は蘇州での稽古風景を中心に、玉三郎の日々を追った内容。蘇州語の、それも古語で話
し、歌い続けるのですから、玉三郎のような人であっても信じられないような緊張であろうと思い
ます。私は、表現や創作の舞台裏(陰の苦労や辛さを知ること)がこの上なく好きなので、食い入
るように画面を眺めていました。

稽古の合間にも、熱心に取材や講演会をこなしました。南京大学での講演会のシーンになり、あふ
れかえるような学生たちが、期待に胸を膨らませて会場にひしめいていました。質疑応答が始
まるや、突然男子学生から「レスリー・チャン(張國榮)との交流があったそうですが...」という
質問が。

こちらとしては心の準備がなかったのでその名前にドッキリ。
答えは(大体のうろ覚えですが)「映画『覇王別姫』はもちろん見ました。素晴らしかったで
す。」
「チャンは私の舞台を観に来てくれて、素晴らしかったとおっしゃってくれて」
「(覇王別姫は)あなた(←玉三郎氏)がやるべきだったんじゃないかと言いました(笑)」
「あの、チャンは本当にフェアーな人でした」
「チャンと私は色々話をしたんですけれども...」


色々話をしたなかで、こんなことを言ったそうです。
「俳優というのは、たくさんの華を持つことができる。けれども、そ
の華の数だけ、苦しみがある」


私など、取るに足らないようなこと(新しい仕事だったり、個展の準備だったり)でも怯えて腰が
引けてしまうのですが、坂東玉三郎といい、レスリーといい、一人の人間にのしかかるには、想像
を絶するような重圧・不安・苦しさ・辛さなのだよなあ...と彼らの日々を想いました。ほんとう
に、尊敬できる人たち。学生たちが目を輝かせて話を聞く姿が、印象的でした。

●第二部。これはもう、是非映画をご覧頂きたいのです(生の舞台ならさらにいいのに!)。私は
女形というものが大好きなのですが、中国では文化大革命後ほとんど絶えてしまいました。けれど
も、女性の役なら女性がやればいいというものでもない。女形でなくては表現できない女らしさ、
存在感というものがあります。
玉三郎演ずる杜麗娘(とれいじょう)は、伝統を大切に守りながらも、新しい命が吹き込まれたよ
うに生き生きとして感じられました。何度でも観たいなあ...。DVD化されるのだろうか?公演はも
うないのでしょうか?

カーテンコール(?)での観客からの割れんばかりの拍手と、叫び声に近いような歓声に、おじぎ
をする玉三郎の目が、一瞬うるんだように大きく開いたのが印象的でした。


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by kadoorie-ave | 2009-06-24 17:25 | イラスト付き | Comments(0)

急行食堂@新庄(山形県)

「7号線食堂」はいかにも道路沿いの食堂でしたが、秋田に向う道中、新庄駅からほど近いところに
こんな食堂も見つけました。残念ながらお店には入っていないので、店内の様子や味のほうはどん
なふうかわかりません。なにがどう「急行」なのでありましょうや。
どなたか、行ったことのある方はいらっしゃいませんかー?

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「天国ラーメン」と「地獄ラーメン」も...

どんなのだろう。


ああ、気になる...。








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by kadoorie-ave | 2009-06-18 11:50 | 散歩と旅・建物 | Comments(6)

ではこれはなーんだ?@秋田

ほかにも、見慣れない、こんなものを間近で観察してきました。これがなんだかわか
る?


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こんなふうに、住宅のすぐ脇や、
ファミレス、量販店の横などにいく
つもあります。

ゆっくりお辞儀をするように頭を下
げてはまた上げる、その繰り返し。

こたえは・・・

       これは
      ・
      ・
      ・
     なんと
      ・
      ・
      ・
   油田の井戸なんです。

八橋油田(やばしゆでん)といいます。→Wikipedia

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この装置はサッカーロッドポンプといって、自噴しなくなった原油生産井に取り付けられ、原油をく
み上げるものだそうです。井戸の地下の構造は一見ただの鉄のパイプのように見えますが、内部の
装置は複雑にできており、世界の油田で広く使われているとのこと。

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う〜ん、秋田には油田もあったんですねえ。それもごく普通の生活の間に。

ついでに、こちら↓↓↓も眺めてきました。
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全員海のほうを向いて、無言でずーっと回り続けている...。誰かを待っているかようもありま
した。。。


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by kadoorie-ave | 2009-06-15 23:44 | 散歩と旅・建物 | Comments(6)

こちらも定番のようです「キッコーナン醤油」@秋田


f0063645_2315473.jpgキッコーナン醤油

最初は「キッコーマン」じゃないのねと
ネーミングに反応したのですが、ビンに
ついてるイラストに感動いたしました。

左の写真のパンダが引っ張っているもの
が.....
なぜか女の子の超ミニのワンピース(?)
の裾。

で、ちょっと見ただけではわからないのですが、かすかにパンチラ...だったりする。
(※追記:さらに調べてみたところ、このビンは少し古いデザインなのかもしれません。なぜなら他
の画像を検索したら、パンチラにはなっておらず、女の子の脚も少し長くなっているような...。)
そしてその傍らにはワンコ。なんとも心温まる、意味不明イラストではありませんか。裏を見たら醤
油にしては添加物が多いようでしたが...でも、欲しいなあ。

改めて調べましたら、秋田県では結構ポピュラーな醤油のようです。日南工業株式会社という。商品
こちらでご覧いただけます。


この醤油に出会ったのは、こちらの定食屋さん。

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くうぅ、渋いですねえ。550円(確
か)で、立派なカツ丼の定食をいた
だきましたー!




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by kadoorie-ave | 2009-06-14 23:35 | 散歩と旅・建物 | Comments(6)

これもう食べた??@秋田

今回初めて秋田県に行ったのですが、え!こんなの知らなかった!というものを食してきまし
た。皆さま、とっくにご存知のものなのでしょうか??

まずは、ババヘラ
ババヘラアイスともいいます。秋田の幹線道路沿いなどの露店で売られているようです。
幹線道路沿いと聞いて一瞬、台灣の檳榔(ビンロウ)売りのお姉さんを思い出してしま
いましたが、もちろん怪しいものではございません。覚醒・興奮作用もありませぬ、当
たり前ですけど。かわいいシャーベットのような食感のアイスです。

(参考)●Wikipediaババヘラ
    ●もともとの元祖はこちらだと、↓売り子のおばちゃんは言ってました。元祖 児島冷菓

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あっという間に、ピンクと白のアイス
をヘラですくいながら、バラのような形に
仕上げてくれます。

吹きさらしの道路沿いで、風の強い日な
ど大変そうですが、見ていると結構頻繁
に車が止まってアイスを買う人がやって
きます。


次に...これも聞いたことがなかったもの。ご存知ですか?ざる中華

同行の二人(それぞれ神奈川と香川出身。日本全国津々浦々、旅しまくりの二人)と私(神奈川出
身、東京都下在住)は、ぜ〜んぜん食べたことはありませんでした。私は聞いたこともなかったな
あ。秋田の人に「それはどんなものですか?」と聞くと、みんなものすごく怪訝な顔をします

秋田の人「聞いたことないんですか!!???」
わたくしども「聞いたことないし、食べたこともありません。どんなものですか?」
秋「えっ、うそぉ。食堂ならどこにでもあるでしょ。ざるそばみたいに。」
わ「いえ、それね、全国ネットでみんなが食べているんではないんですよ」
「えーーーっ、うっそぉ!!」
わ「いや、ほんとに。関東と四国だけどみんな知らないもん。」
秋「そうなの!?こっちにはスーパーにもありますけど?」

....ってことで。「ざる中華は全国だれもが知っていて食べている、定番のものではない」と言った
ときの、地元の方たちのリアクションがにはこっちがびっくりしてしまいます。目をひんむいて驚
きます。お互いにまじまじと顔を見合ってしまう。


その画像は『More...』をクリック♪




More.....これが「ざる中華」です!
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by kadoorie-ave | 2009-06-14 22:55 | 散歩と旅・建物 | Comments(8)

秋田へ行ってまいりました。

ご無沙汰いたしました。毎日訪れてくださった方、はたまた、『web拍手※』をポチッと押して応
援してくださったかた、ほんっとーーに嬉しいです。ありがとうございます。
(※web拍手は、と
くにお名前などの書き込みがない限りどなたがクリックしてくださったのか、こちらにはわからな
いのですが、「読みましたよー」「まあまあおもしろかったですよー」の拍手のかわりとなるもの
なので、これまたとても励みになるのでございます。)

さて、近況報告をいたしますと、取材の仕事で秋田に行ってまいりました。こんな鮮やかな緑が目
にしみる、小さな鉄道と、その沿線の旅。

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↓これが車内。シートの色(グレーがかった柔らかな薄紫)とブルーグリーンのカバーに、新緑の
田園風景が映えてなんとも美しい色合い。鉄道関係者の方々には、見慣れた風景で「意識してな
かったなあ...」ということなんですが。
(こちらの画像はクリックすると少し大きくなります。)
右側の写真のベンチ、固定もされておらず、よく見るとシンプルできれいな形なのでした。要らな
くなったら欲しいなあ...なんて、思ったりして。
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↓こーんな車輛です。なんという鉄道か、おわかりになります...???(こちらもクリックすると
少し大きな画像でご覧頂けます。)
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答は、「由利高原鉄道」。黄色と空色の明快な色が、青空と田んぼの中をコトコト走ります。観光
本や鉄道ファン向けの本に派手に取り上げられることはあまりないそうですが....ここはいい♪♪
なんとも味わい深い、ほっこりした旅になりました。

(仕事と日々の雑事であっという間に日が過ぎてしまうのですが、その隙間の時間、アトリエに
籠って倉敷での個展に向けた絵を描いたりしています。...というわけで、パソコンに向かう時間が
少なめになっています。ブログに書きたいことが、ますます山積みになってしまう〜〜!どうしま
しょ。)


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by kadoorie-ave | 2009-06-13 23:57 | 散歩と旅・建物 | Comments(2)

新玉ねぎ祭り!...か?

それはピンポ〜ン♪の音とともにやってきた。

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新玉ねぎ&赤玉ねぎが隙間
なくぎっしり、

およそ20キロ!!

前の日に収穫したばかりだ
という玉ねぎ。まだ畑の匂
いがするような、野性味の
ある新玉ねぎ。
素晴らしい〜!!
ただ、新玉ねぎは傷みやす
くて、蒸れるとすぐにカビ
てしまう。

だけどねえ、こんなに生き生きとしたのをみすみすカビの餌食にはしたくない...「ああ、私た
ち、いい人生だったわね」
と玉ねぎさんたちに言ってもらえるよう、ちゃんと使い尽くすの
だーー。というわけで、今晩は「新玉ねぎちゃん歓迎会=玉ねぎ尽くしナイト」

(大量の食材を見ると、妙に闘志が湧きます〜。あなたはいかがですか?もしや同志の方ではありま
せぬか?狭いマンション暮らしには、なんだか多過ぎるようにも思えるものの、これが「大草原の小
さな家」by ローラ・インガルス・ワイルダー
だったらどうするのか?何キロどころか、きっと収穫
は何百キロ、何トンという単位にちがいない。20キロくらいでへこたれてどうする、ローラのお母
さんは、無駄なく使ったうえ、厳しい冬に向けて貯蔵するにちがいないんだ、光子もガンバレ!!...
と、かような調子。)


まずは、丸ごとホタホタに煮込んだスープを作ることにしました。寒い季節は、玄米酒かすと豆乳を
加えてクリームシチューのようにしていただくと、滋味豊か、温まる絶品のスープになるのですが
ちょっと蒸し蒸しする季節になってきたので、コンソメスープに。

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ほうら、外の皮を向いたら、こんなにプリップリ・ピカピカお肌です〜。これを油でジリジリ炒める
のですが、この間作った「豆腐のオリーブオイル漬け」(イタリアンハーブの香りです)の油がたっ
ぷりあるのでそれを使いましょーっと。きっと一層いい香りになりす。

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全体にいい焦げ色がついたところで、玄米酒粕を散らして一緒に炒めます。


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それを煮込み鍋に入れます。10個もあるので、大きな中華の土鍋(砂鍋)を使うことにしました。
火の当たりも柔らかくて、味がよくしみます。冷凍してあったスープストックと湯、コンソメスープ
の素なんかをひたひたに注ぎます。ローリエ、梅干し2個、昆布、戻した干し椎茸も加え、沸騰した
らアクをていねいにとります。


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ふたをしてトロ火でコトコト。ちょっとフタをあけてみると..こんなふうにみなさん入浴中〜。
仕上がる15分ほど前に、押し麦(大麦)もひとつかみ。プチプチした食感が楽しく、さっぱりした
スープと玉ねぎをつないでくれます。

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できましたぁ。

またフタを閉めて、味をし
み込ませましょ〜っと。ス
プーンでもかんたんに切る
ことができるくらい、玉ね
ぎが柔らかく煮えています。


この日の作業はほかに...(↓左から)●新玉ねぎの赤梅酢漬け(赤梅酢+みりん同量ずつを軽く煮
て、玉ねぎを漬けたもの。)
●新玉ねぎのカレーマリネ→レシピはこちら NHKみんなのきょうの料理
●一番右は玉ねぎとは関係ありませんが、同時に作った「梅サワードリンク」です。酢はもちろん鹿
児島はレイコ姉上御用達の坂元醸造の福山酢(黒酢)です〜。

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f0063645_2343670.jpgこちらが「新タマネギ尽く
し」の夕餉でございます。

●新玉ねぎご飯 
レシピ:COOKPADより
●新玉ねぎのパン粉焼き
レシピ:All About「男の
料理」

私はジャコではなく、自家
製アンチョビーがいっぱい
あるのでそちらをパン粉に
混ぜました。


●サラダは水菜の上にトマト、その上に「新玉ねぎのカレーマリネ」を乗せたもの。
●鯖はソテーして赤タマネギのみじん切りを赤ワインビネガーに漬けておいたのを散らしてさっぱり
と。

どれも、新玉ねぎがこのうえなく甘く、優しい味わい。ほんとうにこの時期ならではの味覚でした!
いや〜まんぞく、お腹いっぱい♪
だけど、明日起きたら自分が玉ねぎに変身していそうな気が...


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by kadoorie-ave | 2009-06-06 23:32 | おいしいもの | Comments(8)

旗袍、着てみました....(顔から火を出しながらっ!)

やっぱり、写真を載せるのはどうかと思うな....。『あすけん』を続けてあと5キロ落としてからに
すればまだ少しマシだったかも...4キロ落ちたところで、うれしくなってすっかり忘れてた!広岡さ
ん's旗袍の応援・宣伝どころか、営業妨害になってしまうかもよ!!前回書いてしまった、広岡
さんの海派旗袍への想い=『太っていても、年を重ねていても、素敵に着られ
るってことを証明』
...できないかもしれませんよう!!!

え〜とね、まずは無難な写真を。こんな生地なんです♪↓↓

f0063645_9562415.jpg

あとは、内緒...っていう
わけにいかないかなあ...


見た後で「なんじゃあ、こりゃあ!」とか怒ったりしないでください。




More....旗袍を着てみたところ。こちらです。
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by kadoorie-ave | 2009-06-05 23:59 | 住むこと暮らすこと | Comments(22)

本当に欲しかったチャイナドレス(旗袍)

『チャイナドレス』と聞いて、皆様、どんなものを想像されるでしょうか?

大抵のイメージは「体にピッタリでセクシー」「スリットが深く入っていてセクシー」「ちょっとで
も太ったらもう入らなくなる」「ピカピカで派手」「日本で着るとしたらコスプレか披露宴か?」
「太った人には似合わないのでは...若い人でないと無理」....こんなかんじ??

私も、中華圏の映画に興味を持つまではそんなものでした。

f0063645_1414077.jpg1988年の「ルージュ(臙脂扣)」は、そんな認識が変わるきっか
けとなった映画かもしれません。(女性ではないのですが)レスリー・チャン
演ずる十二少のチャイナ服姿に目が釘付け。黒の効いた耽美的な画面の色調
に、十二少ら若旦那衆のチャイナ服姿がなんともいえない魅力を放っていたの
です。
その上着は洋服式の付け袖ではなく、一枚生地(連袖)で、日本の着物を着た
ときのように、首から脇の下にかけてシワが入ります。男の人らしさがありな
がら、東洋人ならではの柔らかな肩の線がとても美しく見えました。

...ああそうか、西洋風の体型の人が着るよりも却って魅力的な肩の線になるんだ〜、と。

それからずっと、連袖で日常に着られる、シックで東洋らしいチャイナ服にずっと憧れてきました。
さらに、中華圏の映画を見れば見るほど、1930年代前後の上海風(海派)旗袍の完成度の高さに感
心します。

あの時代、つまり中国で誰もがチャイナ服を日常に着ていた頃の形は、ピタピタではありません(そ
れでは生活しにくいでしょう?)。裾幅が細くないので、スリットも膝くらいまでで、決して深くあ
りません。私には、そのほうが上品で小粋ですらあると思えました。

...ほしいなあ、ワンピースのように着られる旗袍。...けれど、どこをどう捜しても...
   ...ないんです!

世界中のどこかにあるんじゃないかと、Googleで検索しまくったことも。多分300ページ分くらい
見た気がする。近いものはあっても、あの時代の心意気みたいなものが全く抜けている...

そんなとき、見つけたのが、今ではお友達の広岡今日子さんのサイト「大上海糖果號」だったので
す。サイト内にある魅力的な旗袍コレクションを眺めながら、いつか知り合えたらいいのに...と思っ
ていたのですが、ほんとになるとはね。

広岡さんも、チャイナドレス(旗袍)について、私と同じ思い...どころかもっとずっと深く強い想い
を抱いていたのでありまして、上海の腕のいい職人で、しかも海派旗袍に関して良いセンスを持つ人
を、永らくコツコツと捜していたのです。

でね、ついにメドがついたので広岡さんは試作を始めたのです。つまり、太っていても、年
を重ねていても、素敵に着られるってことを証明したい
ということで、
条件に合う、不肖ワタクシめが試作品をあつらえる一員になったんであります。
先日、上海から戻った広岡さんから「わたしの」ドレスを受け取りました!!

f0063645_1533041.jpg

こんなかんじ。

写真は...誰か友達に撮ってもらわな
いと我が身を写せないので、後日載
せます。(う〜ん、ものすごくはず
かしくてイヤなんだが。)

広岡さんは追々、ネットショップを
開きたいということなんです。なの
で、掲載してご興味をお持ちになっ
た方々から、じゃんじゃんご意見・
御質問を伺わないとイカンのです。
まだ写真も載せていないのにナンで
すけど。

●シルクだけれど、伝統的な布で、細かい地模様のある黒。つや消し。
●細い縁取り(パイピングのようなヤツ)は職人の手縫い仕事。ここはこだわりたい点だそうです。
●袖は付け袖ではない、連袖。
●ファスナーなどは用いず、シンプルな一字ボタン。
●スレンダーなかたも、ふくよかなかたも、中で体が泳ぐようなかんじです。

ちょうど、10月の倉敷の個展の時、さりげなくチャイナドレスを着る日があってもいいなあ...なん
て、妄想していたら、今回の話が降ってきたのです。
というわけで、前回のエントリーで森珪さんの翡翠のアクセサリーのサイトの他に『全くの偶然なが
ら、私の<レトロ・チャイナ趣味>そして<個展@倉敷>とも繋がる、さらにもう一つのニュースが
ある』
と書いたのは、このチャイナドレスのことなのでした。やったね。


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by kadoorie-ave | 2009-06-05 02:57 | Comments(22)