<   2006年 09月 ( 17 )   > この月の画像一覧

台湾<新純香/秀珍菇酥餅>

基隆の次、早く「九份」の報告を書きたいと思うのですが、忙しくてちょっとまとめられないの
で違う報告を。
台北に「新純香」というお茶のお店があります。親切で、日本語ペラペラの洪さんに、丁寧に
お茶をいれていただき飲み比べて買うことができるので、満足のいくお茶が買えること請け合
い.....。私は「東方美人茶」の中でも、とくにハチミツのようなコクのある香りの強い質の良い
ものを買って帰りました。ハチミツのような、といっても香料ではありません。

・東方美人茶=発酵度70%(青茶)茶葉の害虫ウンカをつけて赤茶色になった茶葉を製茶した
もの。良質な物は、水蜜桃やハチミツのように甘く、豊かな香りがします。

で、そのお茶が気に入ったのはもちろんですが、お茶請けに買ったものがすごくよかった!「秀
珍菇酥餅」。エリンギのスナック菓子といいましょうか。キノコをフリーズドライにして軽く揚
げたようなかんじ。他にしいたけチップもあります。うすい塩味とかすかな甘みがついていて、
軽い食感。日本でも通販で買えるところを一つ見つけましたが....→ココ。いーーーっぱい欲しいよう。
これ、癖になりますよ!

※...などと書いているのは、夜中に仕事しながら一人で台湾から買って帰ったエリンギチップ
を空にしてしまったからです。エリンギチップに油をつかっていないというなら最高なんだけど。
おしゃれの季節だわとか言いながら、冬に備えて肥えてどうする!!
[PR]
by kadoorie-ave | 2006-09-30 00:38 | 散歩と旅・建物 | Comments(2)

築地<華僑ビルに大興奮>&<JTBイラスト会話ブック香港>

本日、とーーっても素敵なお友達に会いに築地に行きました。
パリと上海、そして東京を拠点に、フランス語・英語・中国語を自由に操り活躍するライター
...って言ったら、わかる人はわかると思いますが。
華奢で可憐で何でも話しやすいその人と、ランチのあとお茶をしに行ったのが「華僑ビルヂン
グ」にある「喫茶LAI LAI(ライライ)」。今日ほどカメラを持っていないのを後悔した日はありま
せん。入り口壁面のタイル。一階通路。廊下にあったトイレの塗り重ねられたブルーグレーの扉。
(中も魅力的!)裏に出たら、今は塞がれている地下への入り口も『ここはどこなの?日本?香港?
シンガポール?』というようなバタ臭いレトロチャイナ。
今度行ってちゃんと写真撮ろうっと!(でも、外壁を緑のネットが被っていたのが不安です。取り
壊し??改修・補強ならいいけど...)絵心(イラスト心)がそそられる....。
LANLANにごく普通に月餅セットなんてものがあるのが嬉しかったです。もうすぐ中秋節なの
で、もちろんそのセットにしました。パイのような皮でくるんであって、中は白あん風。ちゃんと
暖めてありました。お茶はウーロン茶♪
(ほんとに言葉だけですみません...。今度是非、画像つきで。)
※じつは、喫茶店の名前をはじめ間違えて「LAN LAN」(蘭蘭?)と書いてしまいました。
なんか変だなぁ、こんなお水っぽいスナックみたいな名前だったっけ?と思い調べたら「LAI LAI
(来来)」が正解。誰にも見つからないうちに直しちゃえと思ったのに、junquoさんにバレて
ました...。えっへっへっLAI LAIですから。よろしく。。。



f0063645_016979.jpg
さて、本日9月27日。私が中身のイラストを描かせていただいた
JTBイラスト会話ブック 香港」が発売になりました。
香港版は是非私に書かせて!とお願いして、叶えていただいたものです。
表紙はシリーズを通して大田垣晴子さん。
(このシリーズには他に表紙が玖保キリコさんのものもあります。)
比較的ハンディーで、使いやすく、現地の人に見せながら会話すれば
話が弾みむこと請け合いです!広東語に興味のある方も是非どうぞ。
ISBN4-533-06499-X C2026 定価1000円(税別)
JTBパブリッシング刊

f0063645_0163593.jpg
[PR]
by kadoorie-ave | 2006-09-27 23:59 | イラストの仕事 | Comments(16)

台湾<基隆/「老鶏蘢懐舊館」>

船のギャラリーからすぐのところにある、レストラン&ギャラリー「老鶏蘢懐舊館」。

f0063645_0152493.jpg
ここも、賈裕祖さんの運営。
「旅旅台北」にも紹介されているお店です。→コチラ
無理を言って、お店を開けていただきました。

ここは元々自動車整備工場だった(確か...。違ったかな?)のを、持ち主が無料でスペースを
貸してくれているのだそう。賈さんのやりたいことをよく理解してくれているんですね。かなり
広くて開放感があります。南国らしくて嬉しい。

f0063645_23552696.jpgf0063645_23555614.jpg
お店の入り口。
私はこういう格子がたまらなく好き。

f0063645_2357916.jpgf0063645_23572755.jpg
大きなカーテンを開けたら
目の前は一面、港の風景。
「すごくいいでしょう?」と
賈さんは満足そう。

f0063645_23594388.jpgf0063645_0123320.jpgf0063645_0131922.jpg

こちらのコーナーには中国式の寝台(ベッド)や、懐かしい家具が並んでいる。寝台の上のほう
を眺めるとコウモリのレリーフ。
これらは、古い民家が解体されると聞きつけるたびに駆けつけて、生活用品を丸ごと買い上げ
たりして集めたそう。壊れかけの家具などでも、持ち主からそれにまつわる思い出も聞いて、
ここに持ち込んで大切に展示しているそう。

f0063645_0172582.jpgf0063645_0174869.jpg
LPなどのレコードも。
昔のリビング・ルームに
紛れ込んだかのよう。

f0063645_0181049.jpg
奥のほうにはまだこんなに広い空間があります。
ここにはなぜか、化石などが展示されています。
気持ちのいい空間なので、蚊なんかものともせず
しばらくジュースをいただきながら港を眺めました。

f0063645_0183326.jpg「今日はどうもありがとう、そろそろ九份に行きます。」
「バス停まで送ってあげましょう、こっちですよ。
私は、台風に備えて、店の前の植木鉢を室内に入れなければ」
「ではでは」
[PR]
by kadoorie-ave | 2006-09-26 23:57 | 散歩と旅・建物 | Comments(2)

ところで。全然関係ないことですが<天秤座>

さっきまで、星占いのイラストを描いていたので、関連するサイトを捜していたのですが....。

あ、宣伝するわけではまったくありませんが 私ももうすぐ誕生日♪
(10月2日ですっ、わーい...あ、喜ぶべきことかどうかはわからないや)。
そこで、自分の星座のところを読んでみた。天秤座が「愛と美の星座」だっていうのは知ってます。
が。ここまで言ってくれるとは。うーーん、天秤座ってすごい。

世界中の天秤座女子の皆さま全員ということですよね。

それは「ELLEオンライン/ホロスコープ/星座別キャラクター解説」のページです。

引用します。元のページはこちら。→天秤座キャラクター解説

<長いので、興味のない方はテキトーに斜めに読んで下さ〜い。>
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

知的、エレガント、魅惑的……。女に生まれたからには天秤座に生まれたい!と、
いにしえの占い師たちが口を揃えるほど、天秤座女性には破格の魅力がある。
秋の収穫期真っ盛りに生まれた天秤座には、穀物の収穫を優雅に喜ぶ貴族的な
おおらかさがあり、それが万人を魔法のように魅了していく。収穫期の一歩手前
の季節に生まれた乙女座女性が、台風や小刻みな自然災害から穀物を守る
ために、分析的で注意深くなり、晩秋の寒さが身にしみ始める季節に生まれた
蠍座女性が、ひたすら生き残ることにエネルギーを注いでいるのを見るにつけ、
その中間の天秤座女性はなんて恵まれているのだろうと、しみじみ思わずには
いられない。
天秤座が支配している第7ハウスのテーマは「結婚」。パートナーシップに関する
鋭い直感力をもち、常に異性の愛と尊敬を得ていく天秤座は、永遠の恋の勝者とも
呼べる。
常に恋人を絶やさなかったブリジット・バルドー、最近ロック・ミュージシャンとの間に
第一子をもうけたグウィネス・パルトロウが天秤座。愛と芸術の星・金星を守護星に
もつだけあって、その人生もおおむね豊かで彩りに満ちている。
この星座の欠点として挙げられるのは、極端なマイペース。加えてテコでも動かない
頑固さ。そして、貴族星座であるがゆえの怠け者気質だ。こうした性向は、本人が
意識していなくても、日常のなかで唐突に顔を出し、他人を当惑させる。自分だけは
特別と開き直り、周囲への配慮を怠ったとき、天秤座の幸運は崩れ始める。
対人関係を何よりの宝とする星だけに、孤立することは最も大きなリスクだということを
肝に銘じて。(剣持ミラ)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
知的、エレガント、魅惑的...そうだったのか。私はそんなにスゴイ人だったのか...。
いやー、まーーーったく自覚がありませんでした。破格の魅力、感じてましたかー?

っていうか、実感できないということは...もし私が他の星座に生まれていたら、すさまじく
ひどいどん底が待っていたのだろうか?地を這うような、つら〜い人生とか.....。

ここで、思い当たるのは「怠け者気質」...くらいじゃないでしょうか...?
で、私って頑固なのでしょうか?それは嫌だなぁ...頑固じゃ作品描けません。不安です。

死ぬまでにこの占いが実感できますように〜〜。
ではおやすみなさい。
[PR]
by kadoorie-ave | 2006-09-25 01:30 | Comments(4)

台湾<基隆『民間美術號』その3そして「老鶏蘢懐舊館」>

「民間美術號」、ギャラリー部分を一巡り後。(いえ、本当はご紹介したい何百年も前のちょっと
したものがあったのですが、セキュリティーがあまりに甘く泥棒ちゃんが見ていないとも限らな
いのでここに載せるのは遠慮しておきます...。)

甲板のある階に戻ってきました。

f0063645_235513.jpg
操舵室です〜。
どんな船でも、操舵室はワクワクする!

f0063645_23105339.jpg
これが、漁の時のベッドなのだそう。
ゆれても落ちにくくなっているんですよ、と賈さん。
上下の二段ベッドというところかな。
ここは普通の船員が眠る所で
船長さんのベッドはもう少しだけマシ。

f0063645_23141787.jpg
後ろのほうにはこんなスペースが!
昔の竃(かまど)が再現されています。
テーブルクロスも、何もかもがラブリー♪
私が喜んでいると、賈さんが
「自分の小さい頃を思い出す
こういうのが大好きなんですよ。」
そりゃ私もそうです。
えーと、賈さんは私が
小学4年生くらいのとき
二十歳だったってことで....
その時代の同じ空気を
知らないってわけじゃない。

f0063645_023123.jpg
「さて、夕方はここがとても気持ちいいんですよ。
一つ、座ってくつろぎましょう」と賈さんが呼ぶので、
甲板に出てみました。

「侯孝賢が好きなんですか。いいですよね。侯孝賢もこの船に来たことがあるんですよ」と、楽
しそうな新聞の切り抜きを見せていただく。
もうすぐ台風が直撃するおかげで?風が吹き渡って気持ちいい。賈さんはわかりやすい発音の
英語で説明して下さるのでなんとか話も弾みました。時々漢字で筆談も。
夕方、カフェレストランの開いた頃に来たかったなぁと思いました。

「そうそう、賈さん。あなたは『老鶏蘢懐舊館』っていうギャラリー&レストランもやっているんで
しょ?そちらは見ることが出来ますか?」と聞くと、それはそれは弱り果てた顔で「やー、昨日のア
トラクションが夜遅ーーく迄だったものだから、片付けていないんですよね。お見せできるよう
な状態じゃなくて...」と何度も言って頭を掻いているので、駄目なんだと思いました(←日本で
だったらこれはお断りの表現かと。)


※船全体のおおよその間取りはこんな具合。↓

f0063645_2362576.jpg



「んじゃ、乗って。」とバイクにまたがる賈さん。
「さ、どーぞ」
なぁんだ、連れて行ってくれるんじゃん!

着きました。歩いてもすぐの所でした。。。

f0063645_092968.jpgf0063645_095913.jpgf0063645_0101849.jpg

ここが客席がやたらに少ない簡易レストラン「老鶏蘢懐舊館」です。
[PR]
by kadoorie-ave | 2006-09-24 23:58 | 散歩と旅・建物 | Comments(0)

台湾<基隆『民間美術號』 その2>

船の甲板より下...地下とは呼ばないとすれば水面下?一階と二階の2層が主な展示スペース。
船を外から見たときのこぢんまりとした印象に反し、ちょっとしたビル2階分以上の広さがある
のです。見ても見ても終らない!

もう一つ。遊々台北の記事の写真は雰囲気良さそうだけど、実際はどうなのかと。壁面も天
井・床に至るまで総檜貼りだなんて、もしかして70年代に多かった「ウッディーな男の隠れ
家!」とか「夫婦の夢実現!高原でペンション始めました!(←すぐ廃業...赤毛のアンの家に
憧れてたのに...」)みたいなのかもーーーという心配もしていたのです。ちょっとだけ。

...ですが。ごめんなさい賈さん!
実物は、写真で見て取れる以上の絶妙なセンス。自己満足的なインテリアなどでは決してな
いのでした。広さ、作品数、心地よさは充分に。レトロ‘風’ではなく、庶民の暮らしの懐かしい
空気がちゃんとあることなど、わざわざタクシー飛ばして行くだけの価値は十分にあります。

...ってことで、船内の様子。
現在、ほとんどのスペースを中国の古い年画の展示に使っています。
年画というのは、中国で春節(旧正月)やおめでたい時に貼られる絵で、ここの展示は、全て木
版によるもの。暖かな色づかいといい、木版はいいなぁ。
(「年画」についての説明はコチラに→「中国民間版画・年画」)

f0063645_23212445.jpg
正式なオープン時間ではないため
少々暗いですが。
階段下りてすぐの大きめのホール。

f0063645_047446.jpg f0063645_23292399.jpg
隅には古い中国式ベッドや
ちょっとした生活用品なども
飾ってある。

f0063645_23244349.jpgf0063645_2325522.jpg

f0063645_23253929.jpgf0063645_2326465.jpg

f0063645_23264096.jpgf0063645_23272428.jpg
[PR]
by kadoorie-ave | 2006-09-23 23:48 | 散歩と旅・建物 | Comments(6)

台湾<基隆『民間美術號』 その1>

前回のエントリーに登場した白い船。実は、船を改装したギャラリーなのです。
取材で大変お世話になった台北naviと並び、私が頼りにしている旅々台北.com
台湾情報を集めていた時に目に留まった記事がコレ。→「基隆の一日:民間美術號

f0063645_20485869.jpg

f0063645_2121344.jpgf0063645_21211599.jpg※これは船に向かって
左側の風景と
右側(入り江のどん詰まり)の
風景。

船には どこから入るんでしょう?入り口がよくわからない。そもそも、ひとけもないし
開いていないような。心細いよぅ.....
数分間、炎天下・高湿度の中ウロウロしてやはり閉まってるという結論に達しました!えーー!?
泣きたい気分!近くにいたおばさんに「ここ閉まってるの?」と身振りで聞くと、「そうそう。いない
よ。」「ここのおじさんに電話したほうがいいかな?」「うん、公衆電話はアッチ」
...以上、全部身振り手振りだけの会話でした。香港もそうだけど、怖い顔してぶっきらぼうに
見えても、話しかけると実はすごく親切、という人がここ台湾も多いです。
で、メモに書いておいた、管理者の賈裕祖さんに直接電話してみることにしました。

「実は昨日、夜遅〜くまでアトラクションがあったので今起きたばかりなんですよ」と賈さん。
「起こしちゃいましたか?それはごめんなさい...実はあなたの『民間美術號』を見たくて
日本から来ました(←ウソじゃないです)。こちらは何時のオープンでしょう...?」
「あなたは今どこにいるの?夏の間は暑くてかなわないから、大体夕方5時とかにオープンして
るんですよ」
「ああ、そうでしたか...。それは残念。実は今、美術號の前にいるんです。」
「あー、そうなのか。ちょっと待ってて。今着替えたらすぐ行くから。ごめんね、あと10分くらい
したらそこに着きます」

待つこと10分。本当に賈さんはやってきた。バイクに乗ってブーーンと。
「やー待たせてごめんなさい。暑いね!」
鍵をガチャガチャッと開けスリッパに履き替えると、船室はカフェかささやかなビアホールのよう。

f0063645_21195325.jpgf0063645_21382580.jpgこちらが
管理者の賈裕祖さん。

左上の写真の階段を下りるとギャラリースペースになっています。
[PR]
by kadoorie-ave | 2006-09-23 21:42 | 散歩と旅・建物 | Comments(2)

台湾<旧・日本郵船 基隆支店>

実は、まだ台湾取材の報告は続いているのです。断続的で申し訳ありません。
郊外に行ってみたかったのと、“鉄道”を利用してみたかったのである朝、台北駅から電車に
乗り込みました。

f0063645_2249172.jpgf0063645_2354513.jpg

行く先は基隆。台北から北東に40分間ぐらいだったかな?「台灣鐵路局」とは素敵な響き。
基隆は昔、台湾の玄関口となっていた港町で夜市も有名。が、今回私が基隆に来たのは夜市
のためではありません。

とりあえず一つ目の目的...駅前にある旧・日本郵船基隆支店の建物(下・左と中)を眺める。
その後ろに見える建物(下・右の写真)も良い雰囲気です、何のビルなのだろう。

f0063645_2355092.jpgf0063645_23551797.jpgf0063645_024759.jpg

旧・日本郵船ビルは現在「陽明海洋文化芸術館」になっています。一階のカフェと売店の様子
だけ見学。ウロウロしていたら、受付の男の人がすっ飛んできました。「何かお困りの事でも?
なんでもご案内しますよ、これから中を見るんですか?」と英語で。やー、あまりに素早い動き
なんで、何か怒られるんじゃないかと思いました〜。

f0063645_23431331.jpg
「ごめんなさい今日はこの藝術館を見る時間はなくて、
これからココに行かなくてはならないんです。
歩いて行かれる距離でしょうか?」と地図を見せると、
真剣に地図を眺めながら「ああ、ここだったらバスか
タクシーじゃないと行かれませんね。」
言いながら建物の外に出て、タクシー乗り場はアチラ。
バスに乗るんなら、○○行きで料金は△△元。
乗り場がわかりにくいけど...と指差してくれました。

「小銭はありますか?バスに乗るなら必要ですよ、
バス停まで連れて行ってあげましょうか?」

いえいえ、それには及びませんと手をヒラヒラさせると「雨が降ってきましたよ、傘はありますか?
なければこれ差し上げますよ」(多分彼のmy傘だと思われ...)持っていなかったけど、さすが
にダイジョウブ、ダイジョウブと御礼を言いながら辞退しました。いやー、なんて気持ちよく親
切なんでしょうか。すごいや。

頭からどんどん濡れはじめ情けなくなってきたので、あわててタクシーに乗り込みました。バス
はわかりにくそうだから帰りにね。ちょっと柄の悪そうな運転手さんに地図を見せると、あーそこ
ね、わかったわかったと黙ってうなずき.........
........「着いた」と降ろされたのがここ。
↓   ↓  ↓  ↓  ↓

f0063645_0241356.jpgわーーん、なんじゃこりゃ。
ボロボロの自動車修理の店がいくつも並んでいるけど
他にはなんにも見えないよ〜。やさぐれたこの雰囲気、
うらぶれた風景に愕然。でも、この建物の脇の通路の先に
海があるような...
おそるおそる進むと 
↓  ↓  ↓

f0063645_028317.jpgf0063645_22222488.jpg

岸壁。いちおう。 小さな入り江には「働く船」が停まっています。
不安いっぱいでキョロキョロしたら...

f0063645_0382871.jpg
あった!!これが一番の目的だった。ネットで見た
船の画像とおんなじだーーーーー!!
さーて、この白い船はなんでしょう?わかります?
[PR]
by kadoorie-ave | 2006-09-22 00:40 | イラスト付き | Comments(10)

祖父のカメラ

pyontaro-piyopiyoさんからの、前回のエントリーへのコメントを読んで、「そうだ、どこかに
祖母の家から持ってきた古いカメラがあったはず...」と捜してみました。あったあった!革の
ケースに入ったボロボロのカメラ。

f0063645_025676.jpgf0063645_0275942.jpg

ケースにはZEISS IKONの文字。お、ZEISSのカメラを使っていたのかと思って中を確かめたら
中身はこれ。国産、大成光機のWelmy six 。
前は確かにZEISS IKONが入っていたらしいのですが、壊れてからはこれになちゃったようです。
戦時中、数多くの船を撃沈されてしまった日本郵船。会社のその後をどうするか、船に未来は
あるのか、飛行機の時代に生き残れるのか?...客船をこよなく愛していた祖父は、会議の激論の末
会社を辞職してしまったのですから、ゆとりはなかったのだろうと思いました。
[PR]
by kadoorie-ave | 2006-09-21 00:31 | Comments(6)

上海/施高塔路(Scott Road)の祖父母たち

仕事でバタバタしているのと、それとは別に気分が鬱々としているので、ちょっと更新が滞って
しまいました。こういう、振り子の振幅が大きい性格を「子どもっぽい」っていうんだろうな。
ああイヤダイヤダ、成長が足りない。
そんなことはさておき。昨日友人から突然の電話があり、「10月に上海に来ない?」とのお誘い。
本当に行かれるかどうかはまだわかりませんが、にわかに上海のイメージが生き生きとしてき
ました。新しいガイドブックを買い足しちゃったりして。

この写真は、祖父母が上海で撮ったものです。

f0063645_22503364.jpgf0063645_2382712.jpg

抱っこされているのは叔父。母はなんだかいたずらそうな顔をしています。
左にいるのは、祖母が一番気に入っていたアマさん。日本に行ったこともないのに、完璧な日
本語、完璧な和食を作る人だったということです。よく気のつく、頭の回転の速い人だったと。

f0063645_2315545.jpgf0063645_23162681.jpg

留青小築の中庭?でよく遊んだそうです。
家は今風に言うとメゾネット形式。お隣は白系ロシア人女性が住んでいて、あまりに太っている
ために、玄関のドアを通る時は横を向いてウンウンうなりながら出るのよ...と、母。きっと、子供
心にビックリしながらじーっと眺めていたのでしょう。

私が子どもの頃祖母や母から聞いた、上海の話の断片。本当に断片ばかり。

私「上海では色々な所にお買い物に行ったの?」
祖母「ううん、当時は日本人の女の人が自由に歩き回るには危な過ぎてね。おじいちゃんがお  
   仕事から帰ってきてから、いっしょに踊りに行ったことはあったわねぇ。でも、こっそりフランス
   租界に帽子を買いに行ったことがあったわねぇ。洒落た帽子が安くて、日本郵船の他のか
   たたちから、どうやってどこで手に入れたの?って、随分羨ましがられたけど。そんなことがお
   じいちゃんにバレたら、大目玉を食らって大変なことになっていたでしょうけど。」
私「ねえ、チャイナドレスにも流行があったの?」
祖母「そりゃそうよ、(30年代の)始めの頃は襟がこう...高くて、だんだん低い襟が流行になっ 
   ていたわねぇ。」
私「ねえ、纏足の人はまだいた?」
祖母「ええ、ええ。纏足をしているのは『奥様』だけだから、歩く時は横にアマさんが付いてね。
   風が吹くとフゥッと倒れそうになることがあるでしょう?」

私(白人のハリウッドスターか何かの写真を見ながら)「白人の人の脚ってきれいねぇ。真っす    
   ぐで。」
祖母「ええ、歩きかたはそれとなく眺めて真似しちゃうのよ。じろじろ見ちゃ駄目だけど、こう、    
   膝をすりあわせるようにね...。でも、綺麗といったら、中国人の脚のほうが綺麗だと思うわ。
   真っすぐなだけじゃなくてね、しなやかなのよ。」

私「ねえ、中国の人も日本人のような切れ長の目なの?」
母「うーーん、切れ長だけど日本人とちょっと違うわね。切れ長の大きな二重の人が多いのよ。」

私「おじいちゃんは、中国の人のことをなんていっていた?お友達はいたのかしら。」
祖母「おじいちゃんはあれでなかなか社交的な人でね。よく色んなお客様を家に呼んだわね。
   いつも仕事で知り合った人たちのこと『中国人は頭がいい、実に頭がいいなぁ』って感心して
   いたけど。どうなんでしょうね。」

祖母も母もそんなに上海の思い出話をした覚えはないと言いますが、子どもの私はその辺を
かなり印象深く聞いていたようです。それで、私の中で中国の人のイメージが固まってしまっ
たのかも。かなり独りよがりな空想の世界の人々ですね。子供なりに、ちょっとエキゾチックで
セクシーな感じでしょうか。それと、たびたび行く昔の中華街のイメージを重ねて、行ったこと
のない場所をイメージしていたみたいです。
そしてそれは、ウォン・カーワイ(王家衛)やピ−ター・チャン(陳可辛)、スタンリー・クワン
(關錦鵬)監督らの80〜90年代の香港の映画を観るまで、すっかり封印されていたのでした。
[PR]
by kadoorie-ave | 2006-09-19 23:56 | Comments(12)