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カテゴリ:本( 43 )

中国の雑誌「知日」(その2): 私の料理掲載ページはこちらです。

いい加減、「知日」の掲載ページのご紹介をしなければ。(すごいものが載っているのではなく、あくまでも普通の家庭料理です。丁度旧正月を迎える頃の日々の食卓。)うかうかしていると、日々はあっという間に過ぎてゆきますね。

記憶違いでなければ、その時期のinstagramFacebookにも食事写真を載せていた気がするのでご覧になったことのある方も多いかもしれません。そもそも、テーブルクロスも食器も、食事もそれほど代わり映えしないので既視感だらけなのではないかと思います。

7日間ということで、7つの写真を「知日」に送りました。(画像をクリックすると拡大してご覧頂けます。)私が添えた簡単な説明を、あちらで中国語訳してくださっています。

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↓最後のページはなんだか破格の扱いでバーンと1ページ丸ごとの写真。
「日本人は色々な国の料理を取り入れて家庭でも食べたりします。私は中国料理が好きなので、旧暦の新年も香港の料理を取り入れてお祝いしました」という意味のページです。

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日本の料理にせよ海外の料理を試すにせよ、私が作る場合は必ず「家庭料理」なんだと思います。レストランの料理を家で再現…というのは、私の能力からいっても無理だし(職人技って甘くない。尊敬しているんです)、家庭には家庭でしかできないものがあるんじゃないかと思う。そして自由にへたくそ道を歩む所存です(ハードルは常に低めに設定)。へたでも、日常の食事で心にほんの小さな灯火がともるような、少しだけ嬉しくなる「ごはん」を作れたらいいなぁ。

そうそう。今回は編集部のある北京から、突然一通のメールが届いたことから始まりました。とてもきれいな日本語、いかにもきちんと勉強したことのある文章のメールでした。
一番ナゾだったのは『一体、どうやって私の存在を知ったのか?』ってことでした。メールで尋ねたところいただいたお返事には「『ku:nel』(クウネル)という雑誌で見て、とても気に入りました。もちろん、Facebookもexcite blogも拝見しました」とありました。
うーーーん、ものすごいリサーチ力(りょく)!!びっくりしたなぁ。
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by kadoorie-ave | 2014-04-25 20:13 | | Comments(4)

中国の雑誌「知日」(その1): ご報告。私の日々の料理が掲載されました。

「知日」という、中国の素晴らしい雑誌(ムック)をご存知でしょうか。これは昨日届いたばかりの最新号。特集のテーマは『料理の魂』、日本の料理について取り上げています。
その多角的な物の見かた取り上げかた、地に足の着いた内容、デザインの良さ、全てに感心!…で、えーと、なぜかその中の日本家庭料理風景というページで私の手料理が取り上げられています。

まずはこちらが今回の「知日」の表紙。
「知日」のコンセプトはタイトルの通り、日本を知ること。2011年に北京で創刊されたムックです。親日でも反日でもなく、日本をそのまま表現すること。

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こざっぱりとしていて、美しい表紙。

一部中身をご紹介(著作権大丈夫かな...)。画像が暗くてその良さを充分にはお伝えできないのが残念ですが、克明に詳細をご紹介するのもどうかと思うので雰囲気だけちょっと。広告はなく、のびやかで大変に美しいデザインです。もっとよく知りたいと云う方は是非神田神保町の東方書店などで手に入れてください。中国のAmazonでももちろんOKだと思います。私もこれまでのバックナンバーを全部手に入れたいくらい!

↓巻頭にこんなふうに縄文時代から現代までの日本料理の流れを示す年表があります。p4「日本料理2000年」

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↓年表の裏には日本料理の主な構成がイラスト入りで。(このイラストもなかなか素敵。)

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今号のインタビュー先:小山薫堂氏、久住昌之氏、佐藤卓氏、西部裕介氏

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p16北大路魯山人「日本料理の基礎概念」/p22「歳時の知恵 二十四節気の食材」/p32「小山薫堂:多重身分を持っている料亭の後継者」/p40「日常を歩く 孤独のグルメ 久住昌之」(←8ページに渡る、これまでの漫画の詳細な紹介&久住氏のインタビュー)/p48「誤解されている日本料理」(在中国日本人 吉井忍氏による寄稿)/p52「日本家庭料理の風景」(料理研究家・井上かなえ氏、料理ブロガー・柳川香織氏、そしてなぜか私・小野寺光子:それぞれの7日間の食事)/八百屋 瑞花・矢嶋文子氏の四季料理/p80日本人の一生に染み込む和菓子/p84 Miss Ansleyの“じまん”料理進化論/p92寿司を語る/p98柚子胡椒・七味唐辛子・和三盆・信州味噌

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p102心を込める和食・京都吉兆/p108小津安二郎×料理 トウフを作っていたB級グルメ

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p116落語の中の料理噺(四編紹介している)

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p125風土に生まれた味 日本各地の郷土料理/ p129コメ展:未来と繋ぐコメの宇宙

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p138紙の中の食道楽(日本のグルメ雑誌や食にまつわる雑誌を幅広く紹介)/p149知日Store日和手帖 七夕コシヒカリの味/p153(regular)西部裕介氏 見ている世界を蒐集する

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p162(regular)菜の花や、つきは東に、日は西に 俳句/p163(regular)東京の食卓風景/p169(regular)虫眼蟲語 水色 エシャロットの色  毛丹青/p173(regular)イノベーション時代のIN-WORD ネットショッピング:「通信販売」から「フライングゲット」へ(現代日本のword集になっている。もちろん、最近の日本語を中国語-簡体字で解説している)

すっかり気に入ってしまったこの雑誌を少しでも詳しくご紹介したくて頑張ったのですが、自分の掲載ページをご紹介する前に…つ、疲れた...力尽きてしまいました。すみません続きはまた後ほど-

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by kadoorie-ave | 2014-04-18 18:13 | | Comments(1)

香港本が次々と。「NEXTRAVELER vol.03 香港」と「香港ルーフトップ」

4月2日に「香港本を増やそう計画を密かに胸に抱いて来た」と書きましたが、願いがどこかに通じたのか、ここのところ香港関連本の出版が相次いでいてウキウキしています。
InRed特別編集 欲ばり女子の香港」でしょう?それから山下マヌーさんの「香港・マカオ 1000円でできること」。それから高城剛さんの「NEXTRAVELER vol.03 香港」も。(他にもまだある。)ガイドブックではない香港本もあります。ルフィナ・ウー著「香港ルーフトップ。これはもう、中身を見なくてもぜったい好きに決まってる。

まずは「香港ルーフトップ」は迷うことなく買い、でありますからamazonでポチッと。本棚にあるMichael Wolf氏の「街頭街尾 Hong Kong Coner Houses」と一緒に眺めたら、どんなにワクワクすることでしょう。
して、他の本はどうしよう。amazonで一気に買っちゃう?いやいや、何冊もあることだしここはひとつ、書店に行ってこの目で見てからにしようと高田馬場の書店へ。弁慶並みの情報コレクターになる知的な体力もなく、置くところもない…なので特に琴線に触れるものしか買えない。
何度も何度も見較べて...結局高城剛さんの本だけ連れ帰りました。どれも素晴らしかったけれど、この本には手元において何度も見たい気がしたので。

Amazonから「香港ルーフトップ」も届いたところで、昨日記念撮影!
どちらも眠る前などに何度も何度も眺めたり読んだりしております。

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「NEXTRAVELER vol.03 香港」は ハンディな大きさで軽いです。手に持った質感がいい。
簡潔な文なのですが、私が香港について感じていることを言い当てているかのよう。(コーディネーターを務めた甲斐美也子さんがブログに書いていらっしゃった通り!)
そして何より写真が好きです。写真から今の香港を読み取る愉しさがあります。一体なんていうカメラマンのかたかな?…と思ったら高城さんご自身でした。ありゃりゃ。なにが撮影した人の心に触れたのかもちゃんと伝わってくる写真。
情報量や最新情報のみを求めるかたに受けるかどうかわかりませんが、気に入った一文、一つの写真で本を買うなんていう人にはすごくよいのでは。不親切に見えて、一番伝えたかったのだろうな、ということはちゃーんと伝わってくる親切な本でした。

「香港ルーフトップ」については、好きすぎて何も語りたくない気すらします。
書名で検索したところ、私が語るよりずーっと的確なブログを見つけました。それもそのはず、これは本の帯の文と日本語版解説を書いた大山顕さんが書かれたブログなのでした。
「九龍城を見たかった人たちに贈る〜『香港ルーフトップ』がすばらしすぎる〜」
そしてあの「菜譜子的香港家常 〜何も知らずに突撃香港〜」のrecipicoさんもこの本のことを書いていらした(4/6)。
「香港ルーフトップ」  読んで読んで♪
一つだけ書き加えるなら、これには住人そのものを撮った写真はありません。でも、住まいを見ているとその輪郭がぼうっと浮かび上がってくるようです。
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by kadoorie-ave | 2014-04-14 18:41 | | Comments(2)

「英国のOFF 上手な人生の休み方」入江敦彦/著(新潮社 とんぼの本)

今回は、ここしばらくアップしていなかった自分の仕事ご紹介せねばと思っていたのです。イラストを描かせていただいた本がいくつかありますので。
よくよく考えてみたら、このブログの第一の目的は ‘さりげない’営業...だったのであります。忘れがちではありますが。

...と思ったのですが、先日書店で買った本がすっかり気に入ってしまったので、そちらのご紹介をすることにしました。

先週久しぶりに吉祥寺パルコ地下のブックセンターに入り浸り、あっちの本からこっちの本へ、こっちの本からまたあちらへ。新刊本の匂いを嗅ぎ、その紙質や重さ・手触りにうっとりし(でもベタベタさわってなんかいません、ご安心を)、写真にときめいたり文章を少し試し読みしたり...と書店を堪能しました。やっぱり本屋はいいなぁ!幸せだった。何時間いたかしら?自分を取り戻したような、そんな気分。

とはいえ気になる本があっても、そう簡単には買いません。なんといっても今は自分の蔵書を整理・処分中。しばらく前にも本棚一つ分古本屋さんに引き取ってもらったんです。はい。買わない、買わないよ。

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ああ、なのにこの本。「英国のOFF: 上手な人生の休み方 (とんぼの本)」。

入道くんこと入江敦彦さんがこの本を出したと聞いていたので、内容だけチェックして、買わずに我慢する...はずでした。
でもねえ。本をパラパラとめくって目に飛び込んできた言葉が、「三人寄ればジャム日和」って。
だめだ、少し読んだだけでも私のツボに言葉がはまる。嬉しさに身をよじってしまいそう。

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ご覧ください。
ジャムを作るために集った男三人。年にたった一回、丸一日かけて材料を買い出し、何種類ものジャムやチャツネを作る...のだそうです。
市場に買い出しに行く、の図。
なんと愉しそうな姿。三人の背中が笑っている、へっへっへと。
こういう写真が大好き。人がホントに好きなことをして楽しそうにしている姿ほど、嬉しくなるものはないですね、ふっふっふ。
(ていうか、参加したいなァ。お邪魔なら、窓から覗くだけでもいい。)

一行読むたびに本の中に引きずり込まれてしまって、もう逃れることができない...ので、仕方なくレジに持ってゆきました。

そういえば、どうしてもほしいという本は実用書を抜かせば、ドキドキするほど気に入ってしまった写真か、「鷲掴みにして持ち帰りたいほど気に入った一文」がある本。まるで突然ピントが合ったかのように、鮮明に心に残った時、それでもしばらく迷って、あげくに買って帰るのです。
そんな本は、たとえそれが人にはどうでもよいものであったとしても、私の宝です。(入江さんの本はどうでもよいものじゃないです。よろしく。)
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by kadoorie-ave | 2013-09-23 02:28 | | Comments(2)

「aruco台北」最新版が出たそうです♪

お久しぶりです。
昨日、「aruco台北」最新版が発売になりました...と、Suzieさんこと「地球の歩き方aruco 台北」の編集担当、富永直美さんからお知らせをいただきました。ひゃっほー♪うれしいな。

f0063645_16454874.jpg以下はその富永直美さんからのメッセージ。
『前回の改訂を上回るページ数をリニューアルし、より女子目線で魅力あふれる台北をご紹介しています。新たに台北在住経験があり、中国語堪能な阿多静香さんという力強いパートナーを迎え、よりパワー&クオリティアップした「aruco台北」になったと自負しております』
もともと、ハンディなのに中身は濃くて、鮮度のいい情報満載のaruco台北は大好きなんですが、これは期待が膨らむなぁ。

早く本屋に走らなくては。今のところすぐに台湾に行く予定はないのですけれど、まずはaruco台北を読んで気分に浸ろうと思います。細かい記事をじっくり読み込んで行くうちに、テンションが上がってくるんですよね。それが楽しい。

まずはこちらのブログをどうぞ。
地球の歩き方編集部 取材&日記
→地球の歩き方 aruco3 台北:内容詳細
→(地球の歩き方ガイドブック編集部
→富永直美さんが書かれた「地球の歩き方編集部 取材&日記」一覧はこちら

雑誌名:「地球の歩き方aruco 台北」'13~'14最新版
配本日:2013年3月15日(金)
定 価:1260円(税込)
発 行:ダイヤモンド社


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by kadoorie-ave | 2013-03-16 17:06 | | Comments(0)

ウォーキングと危険な罠(=書店)

<今回は、一昨日Twitterで連続してツイートしたものを(文章が繋がるように)一部修正してまとめてみました。>

もう、もうさすがに少しは体を動かさないと、いくらコロコロしていることに耐性のある私でも不具合がでそうだ…というので、昨日からウォーキングを始めました。1時間くらいなら、世間の方々(主に仕事先)から許していただけるよねぇ?ねぇ?(自分のための時間を作るということに、妙な罪悪感があります。)でも本格的に倒れたら、もっと迷惑かけますもんね。
というわけで、昨日はウォーキングのためのアプリもiPhoneにダウンロードして、私鉄の駅3駅分ばかりブンブン飛ばして往復♪大変爽快!気分がよかったのです。

今日は、昨晩より時間的ゆとりがないので、40分ほど歩こうかと…。そうそう、徒歩20分くらいのところにあるお気に入りの本屋を目標に行って帰って来るのがよかろうと出かけました。
さて本屋まで足取りも軽く着いたのはいいのですが、一瞬立ち寄るつもりが30分も長居してしまいました。だって私の好きなタイプの(見たことのなかった)本がザクザク平積みになってるんですも〜ん\(^o^)/この書店は、ひなびた町の小さな店だというのに、美術・デザイン関連の本がやたらに充実しています。旅関連の本も、量は少ないのに、セレクトが大変によく、どんな目利きがこの店にいるのだろう会ってみたい...といつも思わせるのです。立川とか高田馬場、吉祥寺などよく行くお気に入りの本屋はいくつもあるのですが、私の好きそうな本ばかり揃っているということでは、ここがピカイチ!

その結果。

こんなはずでは、こんなはずではっ!ウォーキングの最中なので、すぐに帰る予定だったのにぃ。滞在30分以上。いやいや、一応欲しかったデザイン系の本はちゃんと諦めた。なんといっても先日仕事で香港に行ったから懐にはビュウビュウ木枯しが吹いている。仕事に役立つと思われたけど、我慢した。少しはエライぞ自分!
そして...さらに気になった10冊近い本も振り切って店を出ようとしたところ…こんな本が目に留まりました。
で.................買ってしまいました。

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amazon.com
パリが呼んでいる
じゃんぽ〜る西
単行本(ソフトカバー): 168ページ
出版社: 飛鳥新社 (2012/12/1)
ISBN-10: 4864102163

駄目じゃん_| ̄|○

でも、立ち読みしたら面白すぎて。あ〜あ、今度からウォーキングの目標の場所を本屋にするのはやめておこう。
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by kadoorie-ave | 2012-12-15 23:54 | | Comments(4)

かこさとしさんの本(1)「万里の長城」

香港トラムに乗ってぶらり旅 写真展&香港茶話會のご案内はこちらです!
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f0063645_1957542.jpgかこさとし(加古 里子)さん。
おはなし絵本から知識絵本・科学絵本まで、これまで
になんと600点を超える作品を世に送り出 してこら
れました。
私はなかでも「だるまちゃんとてんぐちゃん」シリー
ズが大好きで、小学校中・高学年になってむずかしげ
な本を読むようになってもなお、ちょくちょく見ずに
はいられませんでした。

↑この写真は「クウネル(ku:nel)vol.54」から。この号にはかこさとしさんほか、昔私が少しだけ
教員をしていた頃の教え子(といってもすでに立派にご活躍のかたたち)が二人も載っていて、知り
合い特集号のようでした。かこさんの記事、いい内容でした。お持ちのかたは再読を♪

f0063645_2072661.jpg出版されてすぐに、ここでご紹介したかっ
たのですが、バタバタしていてなかなか落
ち着いて取り上げられなかった本。
「万里の長城」
加古里子 (著/イラスト), 常嘉煌 (イラス
ト)
ハードカバー: 64ページ
出版社: 福音館書店 (2011/6/10)
言語:日本語
ISBN-10: 4834026523
ISBN-13: 978-4834026528
発売日: 2011/6/10
amazon.com

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このタイトルを初めて見たとき
なるほど有名な万里の長城がど
のようにして作られ、どんな歴
史を辿ってきたかについての本
なのだな...と思いました。

が、読んでびっくり。

そんなありきたりの本ではあり
ませんでした。

なんと、地球の成り立ち...そし
て人類の誕生...文明と文化の発
祥というふうに、この本は始ま
っています。

本に添えられていた作者のお便
りから抜粋します。
現在中国地域に生活する56民
族の、六千年の相克強制の歴史
を、長城は内臓体現している事
...とりわけ単に長大な阻害物と
いう物質塊ではなく、その近隣
周辺に居住する人間の動向対応
が長城の命脈であり、今なお世
界各地で続く民族対立、扮装の
具体的解決事例となっている点
を知ることができました


20年ほど前から、中国の歴史を
研究してこられた、そのきっか
けは「日頃身辺の習俗行事の源
の多くが、中国に発しているの
を知り、その真意を解するには
中国の歴史の理解が不可欠なの
に、全くの暗愚の徒」であった
と気づかれたからなのだそうで
す。
(以上「」内も加古里子氏のお
便りより抜粋)

抜粋した文章は大人向けのものですが、この本は小学生から大人まで、だれでもが対象。かこさんお
得意の、わかりやすい平易な文と、人物や出来事がひと目でわかる絵(絵は中国の画家・常嘉煌氏と
分担)で、ワクワクしながらだれにでも読み進むことができます。

日本、和の歴史や文化を遡れば、加古さんの仰るとおり、必ずといっていいほど中国の歴史・文化と
出くわします。源氏物語の平安時代など、まさに貴族・お役所勤めなら漢文、つまり中国語だけで書
類を書き、理解できないといけなかったし、日本そのもの...と思われているさまざまなことも、起源
は中国であることが多いです。
たとえば茶道。茶道の「わび・さび」の概念。茶道はもともと中国からやってきた文化で、禅宗(=
これも中国から伝わった仏教の一つ)を基礎としている...そこから生まれた精神文化だということと
か。
閉店時間などに流れるおなじみの曲の「蛍の光 窓の雪〜♪」も、「蛍雪」つまり中国の故事の「苦労
して勉学に勤しむこと」からくる言葉であるとか...などなど。わかってはいるけど、普段は意識しな
いし、すっかり忘れているようなことも多いです。

また、日本人がともすると、戦後60年〜くらいの歴史でそれぞれの国を語ることが多いのに比べ、ア
ジアのみならず欧米の友人知人たちは500年位の単位で語るために、感覚のズレや齟齬が生じること
も気になっていました。
日本をもっとちゃんと知りたい、というとき。はたまた世界中の民族間の摩擦を想うとき。好むと好
まざるとに関わらず、好奇心一杯でこの本を読んでおくことは、とても収穫の多いことだと思いまし
た。

最後に、また加古さんのお便りから抜粋。
「本来なら4年前(←2011年6月に書かれたお便りです)に上梓予定が、内外政治情勢不適と躊躇す
る筆者を『政治家にまかせておけますか、民間人が動くんですよ』と関係者から激励をいただき、お
目にかけるに到りました」
いぇ〜い!

<参照>福音館書店「母の友でゆっくり子そだて」
     :2011年2月16日 (水) 絵本作家のアトリエ・加古里子×松居直


 
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by kadoorie-ave | 2012-05-17 11:49 | | Comments(4)

「地図集」日本で初めて翻訳された香港の小説

香港トラムに乗ってぶらり旅 写真展&香港茶話會のご案内はこちらです!
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先日、富永さんに「お薦めしたいものがあるの」と教えていただいた本。


f0063645_1034951.jpg『地図集』

あの...地図帳ではありませんので誤解しないで。
尊敬する富永さん(@香港・台湾のことならこの人に訊いて♪)が、
熱心に語るには「日本ではじめて翻訳された、香港人の作家
による小説
なの」だそうです。

つまり、これまで一冊も香港人による香港の小説は、日本で出版さ
れたことがない
ということなのであります。なんてこった。

富永さんのご推薦ならよさそうだなあ...ということもありますし、各書評を読んで、私も期待が膨ら
む。まだ読んでいません。これから注文する予定。でも情報として是非ご紹介しておきたいと思った
次第です。だって、面白そうよ。
未読の上に文才のない私が四の五の書いても仕方がないので、各方面から拾った書評その他をここに
載せておきます。興味のあるなし、面白いかどうかは各自のご判断で。

富永さんからいただいた毎日新聞切り抜きのコピー。
(画像をクリックすると読みやすい大きさに拡大してご覧いただけます。)

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今週の本棚:鴻巣友季子・評 『地図集』=董啓章・著毎日新聞ウェブサイトより(こちらも画像
をクリックすると拡大してご覧いただけます)

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翻訳者の一人、中島京子さんツイッターでの発言から(下から上にお読み下さい)

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河出書房新社のサイト「地図集」

●Amazon.com→「地図集」 

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ボウッとして...いたわけではないのですが、ブログでご紹介したい本も溜まってしまっています。か
こさとしさんのご本とか...!素晴らしい内容なので、満を持して!と思っていたのですが、これでは
持しすぎ。旬を逃してしまう。反省〜

 
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by kadoorie-ave | 2012-04-14 16:23 | | Comments(2)

「aruco香港」最新版が出ましたーーー♪

※聘珍樓 横濱本店のイベントについてはこちらをご覧ください。

【大切なお知らせ】原画展の延長が決まりました!会期は2月29日(水)までとなり、店頭での「香
港女子的裏グルメ」「香港路地的裏グルメ」の書籍&シノワさん人形の販売も同時に延長となりま
す。また、お食事(飲茶も含む)をなさるかたは、合い言葉「裏グルメ@聘珍樓」でのミニデザー
ト・サービスも期間中継続
となります!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今のところ、『総合的な内容の香港ガイド』では、一番のお気に入りの本、aruco香港

その最新版が発売されましたー♪わ〜いわ〜い。

まず、私にとってガイドブックの大切なポイントは、
●町歩きをするのに、重いガイドブックは論外なので、小さめで軽いことが大事。地図は取り外せる
タイプで、見やすく、薄くて小さいもの。街中で大きく広げるタイプの地図は困るんです。
●情報量が膨大でも、自分の「好き」のツボから外れた情報ばかりじゃしょうがない。見たいもの、
行きたいところ、食べたいもの、欲しいものの趣味が合っていて、そういうのばかりぎゅう詰めなの
がいい。
●情報がきちんと更新されていて、新鮮なニュースを逃していない本。できるだけ正確を期している
もの
...なんてことでしょうか。というわけで、aruco香港は家で読んでワクワク、旅に持ち歩いてよし♪
のお気に入りです〜。皆さまのお気に入りのガイドブックはなんですか?

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今回は、自慢にならないレベルで、ほんのちょーーーっぴり、誌面に協力しました。どのくらいちょ
っぴりかというと、池上千恵さんのページで、千恵さんのうーんと小さな顔アイコンの写真を、千恵
さんのカメラで私が撮った...という協力。なのに、巻末に私の名前まで載せていただいて、かたじけ
ないというか、気恥ずかしいというか...。


地球の歩き方 aruco7 香港:内容の紹介がここに

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by kadoorie-ave | 2012-01-30 23:20 | | Comments(6)

Michael Wolf 「HONG KONG CORNER HOUSES」

amazon.comで、何かいい香港関連の本、とくに建築関連で面白い物はないかと捜していて見つけた
写真集。写真家はMichael Wolf。出版はHong Kong University Pressから。

f0063645_1324291.jpg  


←こちらが本の表紙。


amazonで見つけたときも、「買わない、買わない。相当気に入る確信がなければ買わない」と自分
に言い聞かせました!でも...
香港の、私が好きでたまらないスタイルの建物ばかりを撮ったものらしい。殊に角に建っている唐楼
には人格さえ感じさせるような個性的な物が多いんですよね。いつか、自分で写真に撮ったりイラス
トにしたいくらいだったのですが、それが既に写真集になっているのです。

買ってみたらがっかり...写真としてつまらない、なんていうこともある。そういう事態は避けたいの
で、「Michael Wolf」の名前でさらに検索したところ...ご本人のサイトが出てきました♪
 →★Michael Wolf★http://www.photomichaelwolf.com

欲しかったけれどまだ買っていない「Hong Kong Inside Outside 」という2冊組の写真集を作った
のがMichael Wolf氏だったと知った途端、手が勝手にポチッと購入ボタンを押してしまいました...。

「Michael Wolf」さんのサイトの「Hong Kong Corner Houses」をクリックすると、掲載されて
いる写真の一部をご覧になることができます

それを見たあとはね、お時間さえ許せば他のテーマの写真も是非、是非是非ご覧ください!彼の目が
切り取った世界は、ユーモアのセンスとちょっとした凄み、そして切ない美しさを感じさせます。
彼は「誰もが少し気になることで、だけどすぐに忘れてしまうような一瞬」をカメラに納め、その累
積を写真集にしているように思いました。
彼自身が撮ったものではないけれど、Googleのstreet viewから切り取った画像を集めたのなんて、
まさに独自の世界を醸し出していて印象に残ります。日本の満員電車のドア口に見える顔の写真集も
凄い。

※こちらも参考に。
 →ブログ「Yannick Vallet photographies - deux ou trois choses - 」:Michael Wolf
 →「Wallpaper」:Corner Houses by Michael Wolf
 →Michael Wolf「Hong Kong Inside Outside」についてはこちら


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by kadoorie-ave | 2011-10-13 02:37 | | Comments(6)