2008年 11月 17日 ( 1 )

「蔡瀾(チャイラン)の香港を丸ごと味わう」と「きれいをくれるパリの街」

前回の「きき耳ずきんシリーズ」では、可笑しかったりちょっとムッとしたりしたとはいえ、ケチョンケ
チョンに書いてしまって悪かったかなあ...と、今日は反省モード。もう一つ、ずっと前から人に伝えずには
いられない「きき耳ずきん」な話があるのですが、それはまた次回にでも。
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今回は、ちょっと前に買った二冊の本をご紹介。

まずは香港編。1997年の返還前後の香港本出版ラッシュの時期は夢のようでした。が、ここ数年充実し
た内容の本がないなあ...と思っていたところに、こももさんこと池上千恵さんの『香港女子的裏グルメ』
出て久々のヒット♪でした。(その前に櫻井景子さんの『スイート・スイーツ・香港 』も出ていて、二冊あ
ると百人力だわ〜と喜んでおりました。

そして...出ました!あの蔡瀾さんの本です。

f0063645_21324885.jpg 「蔡瀾の香港を丸ごと味わう—食在香港、食在蔡瀾」
(アジアの新しい旅シリーズ)
蔡 瀾 (著), 菊地 和男 (写真)
価格: ¥ 1,680 (税込)
出版社: 河出書房新社 (2008/10)
ISBN-10: 4309270530
SBN-13: 978-4309270531
発売日: 2008/10



単なるレストランガイドではなく、蔡瀾さんの行きつけの店について、愛情を込めてじっくり書いてある。
彼ならではの、信頼できる偏見に満ちた、『読むための本』でした。店にはそれぞれの歴史があって、地元
の人々の思い出がたくさんある...そんなところがじんわり伝わってきます。
撮影は、『超級食香港』(コロナ・ブックス)などの著書のある菊地和男さん。香港の食の力が伝わってく
る写真を撮る方ですが、ここで主張しすぎることなく、ほどよく落ち着いていていい本です。蔡瀾さんの文
の合間に、ところどころ『菊地カメラマンからのひとこと』というコメントも入っています。あぁもう、す
ぐに香港に飛んでいきたくなります。


もう一冊。こちらはパリ編。パリについての本はそれなりに何冊も、いつも出ています。バブルの頃は、
オリーブ少女がたくさんパリに憧れて出かけていきましたねえ。ギンギンのトリコロールの妙ちきりんな
「パリジェンヌ気分」の日本の女の子が、いっぱいパリに溢れていたっけ。あるいは、エルメスやルイ・
ヴィトンのショーウィンドーを眺めていると、バッグを買ってもらうために彼(といっても相当年上?)の
腕に絡まりついて、しなしなと歩くボディコン(ていうんだったよね?)姿の女の子たちが続々店に入って
いくのに、ビックリしたり...。通りを行く、ドイツ系観光客と思われる女性たちの、重い荷物を持っても姿
勢の崩れないがっしりした肩と、えらく対照的だったのを思い出します。
しなしなした子たちが、寄生植物のように思えたのは私が青臭かったのか、女らしさが足りなかったのかも
しれませんが、そんな高価なものをもらったりしたら自分の自由が減りそうでドキドキするよね〜と、女子
大出身のモテる友人に言ったら「そんなことだからモテないんだよ」と言われ、ちょびっとだけしょげたの
を思い出しました。ちぇっ。

あ、話が逸れてしまいました。

f0063645_22424044.jpg「きれいをくれるパリの街」
花輪 咲子 (著)
出版社: ギャップジャパン (2008/07)
ISBN-10: 4883573281
ISBN-13: 978-4883573288
発売日: 2008/07


パリについての本は沢山あるのですが、この本の著者、花輪咲子さんは語学留学中にパリのモデルエージェ
ントにスカウトされ、モデルデビューした人。その後、ドイツ人フォトグラファーと結婚して二人のお嬢さ
んのお母さんに。モデル業と並行してケータリング・サービスもしているとかで、話題の守備範囲が広いの
が魅力でした。カジュアルでエレガント、でも普通に地に足がついている。パリに暮らす息づかいみたいな
ものが伝わってくるのがいいなあ...なんとなく、パリのひんやりした空気がこちらに漏れてくるような。
すごくすごく、共感できた本でした。


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by kadoorie-ave | 2008-11-17 23:07 | | Comments(2)