三信ビル<ニューワールドサービス、ついに閉店します・・・>

以前三信ビルのことに触れた2006−8−23の記事にトラックバックしてくださった猫が好き♪さんの「鉄道
のある風景weblog」を拝見したところ...なんと。
三信ビルニューワールドサービス、今月末に落城という内容でした。
ここ「ニューワールドサービス」は、進駐軍占領下の有楽町に開店して以来、ずっとここで営業してきたの
です。日本に初めてハンバーガーとソフトクリームを紹介した店だと聞きました。私は店の内にも惚れ込ん
でいて、中でも照明の使い方が大好きなんです。今でも最高にモダンだと思うのですが...ついに3月一杯で
閉店。
他のテナントがすっかり立ち退いてしまっても、たった一店、最後まで美しい三信ビルで頑張ってきた
「ニューワールドサービス」だったのですが。

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(上左)ぽってりしたコーヒーカップ。窓際から三信ビル一階の通路を眺めたところ。
(上右)この日注文したのは、店頭にディスプレーしてあったこのハンバーガーのセット。
お皿が運ばれてきたら写真を撮ろうと思っていたのに、空腹だったためその瞬間すっかり忘れてしまいまし
た。中に挟まれたハンバーグが見るからにジューシー。ホカホカのバンズ、添えられたフライドポテトのカ
リカリを見たら....仕方ないです。

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↑通路から店のウィンドウを見たところ。もっと美しい写真が撮れるとよいのですけれど。

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通路にボウッと灯る、トリコロールカラーの目印。
下のSNACK BARという字に、なんだか心打たれて
しまいました。カフェでも喫茶店でもなく、スナッ
クバーという言葉が似合う。

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沢山の記憶のしみ込んだ、美しい空間。
ニューワールドサービスがついに立ち退くと
いうことは、三信ビルも、間もなく....なので
しょうか?なんていうことでしょう。

さて、店内の写真を撮りたいなぁと思ったの
ですが、他のお客さんたちが静かなくつろぎ
のときを過ごしていらっしゃるのであきらめ
ました。
小柄な体でいつも以上に店内に気配りし、
テーブルを整えたりお客さんに話しかけたり
していたオーナー。御歳87歳だそう。
彼に伺ったところ、夜はさらに混雑している
そう。店内の撮影に関しては、やはり他のお
客さんからきついクレームを受けたことが何
回かあったようですし、オーナー自身も知ら
ない間に写されて嫌な思いをなさったことが
あるとのことで厳禁。

ただ、閉店時間(夜8時)なら大丈夫だそうで
す。その時間に行かれるといいのですが...!


余談ですが、オーナーが香港出身のかただと初めて知りました。
他の場所で営業を再開するようなことがあれば、息子のウォン・ウィンツァンさんのHPにお知らせが載るそ
うです。→さとわミュージック WONG WING TSAN Home Page
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by kadoorie-ave | 2007-03-11 00:44 | 散歩と旅・建物 | Comments(4)
Commented by たんげ at 2007-03-11 07:22 x
お久しぶりです!ちょっとばたばたしてて
全然書き込めませんでしたが、その間
突っ込みどころたくさん!

私は名古屋出身なのでコメダの常連で、以前行ったら
「シロノワールミニ」が「出来てて驚いた事とか
「爆発たまご」は関西ローカルの超有名番組
「探偵ナイトスクープ」では伝説のネタとして語り継がれていますので、絶対やっちゃだめ!!とか・・・

ま、そんなコトはおいといて
三信ビルニューワールドサービス
知らなかったです。

かっこいい建物だな〜
有楽町や銀座の方のしゃれたビルも
どんどん無くなっていくのはさみしい限りです。ここもやはり
無くなるか、あるいは立てかえなんでしょうね。

さみしい限りです。
Commented by kadoorie-ave at 2007-03-12 09:02
>たんげさま
そういえばたんげさん、名古屋でしたよね。
シロノワールには感激しました(単純)。やっぱりミニより大きいのがいいなぁ、でもひとりじゃ無理か...。

「爆発たまご」、卵を電子レンジに入れるなんて、誰がそんなことするんだろオタンコナスだなぁ...
..なんて言ってたら自分でした〜〜。
だって外見上チビ・メンチカツだし小型爆弾が仕込まれているなんて気付かなかったんですよぅ!
普通の鶏卵だったらどうなっていただろう?顔中やけど!?

三信ビルは、時を経た美しさがなんともいえず、昔の職人仕事の確かさも感じられて素晴らしいです。
以前読んだ「台灣的再生空間」という本に、何故台湾では近頃「近代建築再生」さかんになったのかという理由に
「建築的角度から見ても、建材・時代背景の教材になること」
「歴史的建物は民衆が共有する生活記憶の一部分であり、新しく経営することは
また新しい生活記憶の共有を生み出す重要な意義がある」(直訳的ですみません、中国普通話わからないんです)とありました。
なるほどぉと思いました。。
Commented by pyontaro-piyopiyo at 2007-03-12 22:29
三信ビル、随分前に一度だけ迷い込んだことがあります。
ほんとに、迷い込んだ!って感じで「ここどこ?」ってこのヴォールトの天井や装飾にしばらく唖然と、
そして変にはしゃいでしまったのを覚えています。
過去の貴重な文化や時間と未来の時間を紡いでいくのが現在の自分たちの役目なのかもしれないのに・・・。
経済や利潤主義では換えられない長い時間と人の交流の歴史に気づいてる台湾的再生空間、
そろそろ日本、意識しなきゃですね。このままじゃどこに行っても個性のない、
同じ鉄とガラスと工業資材のカタマリの街並みになっちゃいます。
Commented by kadoorie-ave at 2007-03-13 01:22
> pyontaro-piyopiyoさま
古い建物には、人の手仕事の跡を感じるのでとても好きです。
合理的すぎない空間の使い方も。
ニューワールドサービスには、昔を懐かしむお客さんが次々訪れていました。
年配のちょっとおしゃれな女性二人組は、オーナーのウォンさんに「青春の思い出の場所なのよ」と
何度も言っていましたっけ。
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