日曜日に友だちと上海のことなど話した

先日の日曜日(12/3)、MOMO café主宰の一日だけの展覧会「箱のなかみは なあに」を見に、三軒茶
屋にある「IID 世田谷ものづくり学校」に行って来ました。
私の五月の個展のとき、ポストカードのデザインやTシャツのプリントをしてくれた小野寺乃さんがここに
参加しているのです。上海で一緒に街歩きをした多摩美時代の友人川俣しのぶさんと見る約束を。オサムさ
んの便りには「本人は行けないので作品だけ会場に送る予定です」とありましたが、会場に行ったら....
やっぱり!いました。そんな気がしていたんです。

ひととおりみんなで見て回った後、懐かしい仲間で集まったことだし...と、ちょっと呑んで帰ることに。し
のぶさんは、上海で撮った写真を焼き増しして私にくれました。カメラで撮った一枚と、小さなものは携帯
で撮ったのです。名刺用のファイルにずらりと並んだのを見ていたら、ピントの甘さが、遠い記憶の中の情
景のようでキッチュでいとおしい世界でした。

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しのぶさんは、役者としてドラマのロケのために上海に一ヶ月半ほど滞在。始めは興味もなく不慣れな場所
に長期間滞在だったので、本当にしぶしぶだったそう。今は「やっぱり行ってよかった、実際に行って、自
分の目で見て体験するのって大切なことだ」と上海を懐かしく思っている様子。

オサムさんやしのぶさんと、「表現すること」「よくあるような“クリエーター”の積極的な営業・売り込
み・チャレンジ・表現のテクニックみたいなものが苦手で、そういう『今の流れ』みたいなものを見ると、
刺激を受けるどころか創作意欲がしぼむ」話などする。
気が弱くて揺らぎやすいのだけど、もちろん確固たる譲れない世界はあるんだよね。好きでもない、「時流
に乗っているふう」の作品を見ると、オサムさんも私も、結構器用なのでやろうと思えばできてしまうとこ
ろが、あぶない。高校生の頃のように、あまり情報もなかった時は「自分の世界」が濃かった気がするね、
などと語り合いました。この仕事を20年以上やってきて、今こそ身にしみて思うのです。
そういえば私も、今年は自分の中の世界で遊ぶ・好きなものの中で生きるというのがテーマでした。

帰り道、ムクムクと上海のイラストが描きたくなってきました。テーマは「フレンチ上海」がいいな。イラ
ストブックを作りたい、いえ、もっと発展させて楽しい本は作れないかな??あーどうしよう...。
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by kadoorie-ave | 2006-12-05 23:55 | 散歩と旅・建物 | Comments(6)
Commented by nimunimu at 2006-12-06 19:12 x
小さな写真、どれもこれも自然な感じですごく楽しそう☆
それにしてもお友だちのしのぶさんの言葉。‘うん、うん’と思わず頷いてしまいました。
わたし自身、大した思い入れもなくやって来た上海。でも今はもっともっといろんなことを体験して、もっともっといろんなことを知りたい!
そんな気持ちでいっぱい。思い切ってやって来てよかった!な~んてことを思っております。えへへ。

『イラスト版・フレンチ上海』!ぜひとも実現させてくださいね。
どんな感じになるんだろ?表紙の色は?写真もちょっと入れちゃう?
などと勝手に想像するだけで今からわくわく♪
Commented by r-work at 2006-12-06 23:06
ドラマの1シーンみたいな写真の散らばり方に、むふふです。
いい時間を過ごされたみたいですね。
光子さんの世界にある「フレンチ上海」に出会うこと、夢みてます♪
Commented by pyontaro-piyopiyo at 2006-12-08 00:15
ああいう場所に行くと、いつの間にか物造りの原点や、
一番ワクワクしていろんなことに頑張ってた頃に立ち返ってしまいます。

何かしなきゃいられなくなっちゃいますよね^^!
「フレンチ上海」テーマの本!シノワさんが主演かな?首をなが~くして待ってま~す!
Commented by kadoorie-ave at 2006-12-08 09:52
>nimunimuさま
しのぶさんの携帯の写真、ずらり並べると構図やとらえどころがすごくおもしろく
もらったもの以外にも欲しいのがいっぱい....。
名刺サイズでピンボケ(画素数の少ない携帯だから)っていうのも、かわいい効果なんですね〜!
私は撮られるのと必ず引きつった表情になってしまうのに自然に撮れていたので、妙にうれしかったです....
イラスト版「フレンチ上海」、ただの風景のイラストならすぐ描けるのですが、
人が見て面白いものをって考えると、もう一度上海に行って見たい所が出てきちゃいます....!!!
Commented by kadoorie-ave at 2006-12-08 09:57
>r-workさま
思った以上に楽しそうな自分が写っていて、記念になるな〜って思いました。
すごく小さな写真なので、昭和初期のアルバムのカラー版でも見るよう!
フレンチ上海のイラストは、ただ描くのでなく、デザインのできる友人と協力して
一人でやる以上の世界が生み出せないかなあと思いはじめています...
Commented by kadoorie-ave at 2006-12-08 10:10
>pyontaro-piyopiyoさま
ねー、そうですね。今まで少し、どうしたら編集者やデザイナーの求めるものを出せるかと
必要以上に「良い子」になりすぎていた気がする...気を遣い過ぎていたのかな...ので
これからは、「自分の好きなもの、楽しいもの」をもう少し自信をもって出して行けたらいいなあ。
多分今さら独りよがりにはならないだろうし。(それだけは自信が。)
伸び伸びしようと頑張って、肩に力が入っちゃいそうで私にはリラックスってけっこう大変。
>フレンチ上海」テーマの本!シノワさんが主演かな?
ば〜れ〜た〜か〜〜〜。
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