台湾<基隆から九份へ>バスの中でお世話になる。その1


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「老鶏蘢懐舊館」の賈裕祖さんに、「これから急いで九份に行かなくては」
と言うと「九份ねぇ...」と、困ったような顔。
「10年くらい前は、本当に趣きがあってよかったんですよ。でも今は
ねぇ..」首を横に振る賈さん。私が、「侯孝賢の映画『非情城市』が大好き
なので是非一度行ってみたいんです。観光地化されて混んでるんでしょ?」
「ああ、そのうえ、街並はもう古いものじゃない。昔は本当によかったの
に。その頃見てもらえればよかったんだけどな....!!」と実にくやしそう。
「では、バス停がすぐ裏だから送りましょう。それで基隆駅まで戻ってバス
を乗り換えればいいから。バスは終点まで乗らないでここで降りてね。
そのほうが乗り換えやすいから」と、地図を書いてくれました。
(←賈裕祖さんが書いてくれた、基隆駅周辺のバス乗り換え地図♪)

旅するたびに、何かしら失敗しては現地のかたにお世話になってしまうバス。バスに乗る直前
に、ピッタリの小銭を持っていないことがわかり、賈さんが大慌てでバス停前の作業場?にいた
知り合いに「くずしてくれよ!」と頼んでくれてホッ。コチラのバスは、おつりが自動的に出た
りはしないので、乗る時は細か〜いお金をちゃんと準備しとかないと!...世話の焼ける訪問者
でごめんなさい。

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乗ったはいいけど、車内の
放送を聞き取る自信ゼロ。
オロオロしながら、そばに
いた中学生らしき一団に、
すがりつきました。
先程もらった地図のメモを
見せて英語で「このバス停
はまだ?あといくつのバス停
でしょう?」と聞くと、女の
子たちは普通話(標準中国
語)で「キャー!イヤッ
ダー!ねぇ、今の英語だよ、
エイゴ。どーする〜??
答えられないじゃん!

だれが説明するのよー!」と大騒ぎ。......なんつー素朴な反応.......。それにしても中学生っ   
て、ピーピーキャーキャーどこに行っても同じような感じなんですね。

だいぶ駅に近づいてきたら、中学生たちがそわそわ。私と外の風景を見比べてドキドキしてい
る模様。車内で案内が流れはじめた途端、座っていた子たちまでガバッと立ち上がるので、「こ
こで下りるの?」と聞くと、また「キャー!!違ーう!駄目降りちゃー。私たちが降ろしてあげる。」
目的のバス停が近づくと、「次降ります」のボタンは押してくれるは、ドアが開いたら肩を抱え
て押し出してくれるは....。
小さな子どもになったような気分でした。私っていつもこうだな。
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by kadoorie-ave | 2006-10-06 00:00 | イラスト付き | Comments(6)
Commented by greenagain at 2006-10-06 10:37
いつか見なければと思う映画の一つが侯孝賢監督作品です。
両替機は無いのですね~、ふむふむ。賈さん、優しい~!
旅先で地元の方から心こもった案内を受けると、本当に嬉しいです。
イラスト、橋が転がっても楽しいお年頃の女子のイキの良さが、線と鮮やかな色で見事に表現されてますね!好きな絵です♪
台湾の乗り物の乗客さんも、面白そうだな~。観てみたいです。
Commented by noon-cloud at 2006-10-06 11:21 x
小さな子どもになったような気分でした。私っていつもこうだな。かちょっと羨ましいな。
ふけ顔の私。知らない街で道を聞かれるし、お茶を飲んでも支払いはこちらに来る事多し…
いつの日か、一緒に旅に出る時は貴女にたよって行きますからよろしくね。
Commented by kouchie74 at 2006-10-06 22:07
確かに、かなり観光地化されて町も整備されていました。
何回もいったことがありまして、
ある日九份で「7-11」を見た時に、とても驚きましたよ。
いや.....現代化になってきたなぁと思いました。
お土産屋さんも増えてきて、賑やかになったです。

ちなみに、九份はなぜ九份と呼ばれるのを知っていますか?
話によると(本当かどうか分からないが)
昔、その辺は9軒の家しかありません。
道がなく、普段船で日常用品などを補充しています。
常に「9つ」が必要なので「九份」と呼ばれるようになりましたって。
Commented by kadoorie-ave at 2006-10-07 01:09
>green-againさま
侯孝賢は、もうすぐ新しい映画が公開されます、「百年恋歌」(10月21日〜)。
銀座シネスイッチにて、是非是非。
私は、あちこちで「バスに乗ったけど小銭がないよぅ騒ぎ」をやらかしてまして。ああ恥ずかしい。
その度に親切な皆さんのお世話になってしまいました。
乗り物はどこに行っても人を観察するのにいい空間ですね〜。
Commented by kadoorie-ave at 2006-10-07 01:14
>noon-cloudさま
ふけ顔じゃなくて「いつだって大人の女顔@辛口」でしょう??かっこいいからいいじゃない。
人生の長い期間を「大人の女顔」で過ごすのはうらやましいです。
人生の半分を「子ども顔」で過ごし、後半はいきなり「おばあちゃん」という私は
残念な気持ちでいっぱいなんですよーーーーー!!
旅かぁ....その前にお互い貧乏脱出ね。
Commented by kadoorie-ave at 2006-10-07 01:25
>kouchie74さま
私も何回も行ってみたいなぁ。バスを降りてすぐは、お土産屋さんばかりが目について
参ったなぁと思いましたが、お店に入って、窓の外を眺めたら「絶景」でした。
私は、急な坂道や階段、細い路地、入り江が大好きなので、次回はゆっくり滞在したいなぁと思いました。
それにしても、平日だったのにものすごい数の観光客でした!
なるほど「九份」の地名はそんなところから来ていたんですね〜。
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