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台湾で檜の風呂桶、買いませんか?<林田桶店>

先日の「I Can!」や「台北當代藝術館」に行く途中、中山北路と長安西路の交差点の角に
古めかしい台湾風バロック洋式の建物発見!
見ると沢山の木桶が店の軒先にまで溢れ出ています。
近づいてみると風呂桶はじめ、杉や檜の桶、桶、桶...どれも日本で昔から見かける
スタイルのものばかり。
なんだか、日本人としては郷愁がそそられるなぁ....買って帰りたい!風呂桶を!!
林田桶店」という、サビにサビた貫禄満点の看板が。(写真では奥にある看板)
経営者は「林田」といっても日本人ではなく台湾人の「林相林さん」。
(台北では店や会社の名前を日本風にしているところ、時々見かけますね。)
一代目の林さんのお父様がこの店を始めたのは1928年(昭和3年/民国17年)。
二代目の林さんは13、4歳の頃、基隆にいた日本人の親方のもとに修行に出され、
腕を磨いたのだそう。
民国50年代(ってことは...1961年?)位までが木桶業が最も盛んだった頃で、
林さんの記憶によれば台北に30軒ほどの木桶屋があったそうです。
その後、安く手に入るカラフルなプラスチック製品の出現で完全に競争力を失ったとのこと。
林さんは今でも、店の一角で作業を続けています。

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台湾で檜の風呂桶、買いませんか?<林田桶店>_f0063645_22271755.jpg台湾で檜の風呂桶、買いませんか?<林田桶店>_f0063645_22273182.jpg

台湾で檜の風呂桶、買いませんか?<林田桶店>_f0063645_22274791.jpg台湾で檜の風呂桶、買いませんか?<林田桶店>_f0063645_22455843.jpg
by kadoorie-ave | 2006-09-02 22:42 | 散歩と旅・建物
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