<MOCA 台北當代藝術館>に感謝


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さてその「台北當代藝術館」です。
こちらは日本統治時代の1919年、「建成小学校」として建築されたものです。
その後1934年、近藤十郎によってU字型の校舎が増築され、日本統治後
1946〜1993まで市政府の建物として使われていたそうです。

その後放置され、すっかり廃墟と化していた物を修復し、2001年に現代美術の
美術館としてオープンしました。

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美術館についてのリーフレットです。
金色の表紙が結構かっこいい。
(クリック!音が出ますので注意)


私が行ったときは「慢 Slow Tech」という展覧会を開催中でした。
→内容の紹介はこちら

実は私、アートの世界はなんでも幅広く好きなのですが、しばらくの間美術館から遠ざかり気味でした。
学生時代はファインアートが専門で、現代美術好き...だったはずなのですが、なんだかつまらなくなって
しまい幾年月。

展示方法や空間から権威主義を感じたり、見に来ている人たちがシリアス過ぎたり(高尚なゲイジツなの?)、
不自然にに感動していたりする(「まぁぁ」としたり顔でうなずいたり)のはどうにも苦手なんです。
「私たちスノッブで感覚の鋭い現代美術好きなの〜」なんてとんがった雰囲気のかたたちも苦手で
なんだか逃げ出したくなってしまう。
わざわざ行ったのにつまらないわ、緊張するわでは....(情けない私。)

MOCAでやっていたのは、映像インスタレーションを中心にした展示でした。
受付の人たちが人懐っこいのをはじめ、見に来ている人たちもユルユルのリラックスモード。
それぞれ素直に作品の世界に入り込んでいて、飾り気なく楽しんでいるのがいいなぁ。
どの作品も新鮮な驚きに満ちていて、見る人も伸び伸びしている。

誰でも遊園地+図書館に行くくらいの気持ちで楽しめますよ。ほんと。
「わーきれいー、おもしろいこと思いついちゃったんだねー」とかね、皮肉に満ちた表現にニヤリと
笑ったり。部屋によってはスイッチを押したリ、ハンドルを回したりすると部屋を被うほどの画面が
ユーモラスに動いたりするんです。

こんなに心から楽しめたのは久しぶりでした。なぁんだ、私にも好きな作品がいっぱいあるじゃない。
今まで、なぜか現代美術の作品が好きになれなかったのは、私の頭が鈍くなったんじゃなくて
好きな作品と出会わなかっただけか...または展示の仕方が好きじゃなかっただけだったのね!
いやいや、ホッとしました。
そういえば、前にパリや南仏の美術館を巡った時も鼻血が出そうなくらいワクワクしたっけ。
だって、絵が、色が嬉しそうに歌っていたんだもん。応接間にご大層に飾ってあるような、ああいう
空気じゃなくて。
また色んな作品を見に行きたくなりました.....MOCA台北當代藝術館に感謝、です。
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by kadoorie-ave | 2006-08-27 23:55 | 散歩と旅・建物 | Comments(8)
Commented by chacobi at 2006-08-28 01:10
「台北當代藝術館」いいっすね!
HPのイントロ、お〜台北だ!みたいな。。。
う〜ん。芸術のにおいがするぞ。。。
Commented by kouchie74 at 2006-08-28 09:25
「台北當代藝術館」って凄い~~
私と無縁のところですね。^^;
Commented by たんげ at 2006-08-28 10:16 x
良い感じの美術館ですね〜。
台湾にもこういうところがちゃんとあるんだな〜と意外な感じ。
(それこそ偏見か..)

現代美術ってほんと見せ方だと思います。
金沢の21世紀美術館なんて、別に現代美術に興味のない
子供から老人まで楽しんでてすごく感動したし。

単純にかっこいい、とか楽しいとか綺麗って思って
見ればいいんですよね。きっと。
Commented by greenagain at 2006-08-28 14:58
現代美術、同感です~。
単純に楽しんでるので、肩凝る展示&肩凝る解説が多い現状に首かしげてました。
台北が私を呼んでいる~。
Commented by kadoorie-ave at 2006-08-28 22:57
>chacobiさま
立派な外見の美術館ですし、内装も懐かしい元の姿を活かしながらも
斬新でかっこいいのですが肩が凝りません。(強いて言うなら、原美術館かな?)
作品を見ていると作者が気軽に友達に語りかけてくるような、そんな気がするのです。いいっすよ。
Commented by kadoorie-ave at 2006-08-28 22:59
>kouchieさま
無縁?
そんなことありませんよ、実際に入ってみると楽しい暇つぶしができますよ〜〜。
是非。
Commented by kadoorie-ave at 2006-08-28 23:08
>たんげさま
行ってみて思ったのは....台灣の美術館やギャラリー、生き生きしてて
センスのいい見せかたのところが多いです。
やられたーーって思いましたもん。
若い日本のアーティストの作品も結構紹介されているようです。

金沢の21世紀美術館ですか...。行ってみたいなぁ。
作品から、アーティストが表現したかったことや作り手の気分がひしひしと
伝わって来て、心の中で随分作品とおしゃべりできました。(独り言、妄想ともいう?)
Commented by kadoorie-ave at 2006-08-28 23:19
>greenagainさま
現代美術に限らず、展示する空間から「権威」とか「お上」っぽさが滲んでいたりすると
もう駄目なんです。そういうのって、アートから最も離れたものだと思いうんだけど。
最近は、日本でも展覧会を企画する側に若くて柔軟な人が多くなって
楽しいものが増えたかな?と思います。

でも、まだまだどこかに「画伯」だの「画壇」だのと偉そうにしたい人たちが
とぐろを巻いている場所もあって萎えます....。
展覧会に来ることが「教養のある」「高尚な」ことだと勘違いしてしたり顔の人たちも
私が怯えるものであります。。。
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