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台湾の第一印象って....。

私の台湾の知識は、中華圏の映画に夢中になってからの表面的なものです。

香港の返還の頃、アクションやコメディーではない香港映画にビックリ&ゾッコン→
中国本土の映画の色彩が深くて美しいので、心惹かれる。ついでに文化大革命にガーン。
色んな世代の監督の目から見た映画で文化大革命を考える。
そのあと若い監督たちので今の中国を考える→

台湾の第一印象って....。_f0063645_103325100.jpgクラクラしながら今度は台湾の映画。
ホウ・シャオシェン(侯孝賢 )の「非情城市」がしみる。

大慌てで他の作品も見て、ツァイ・ミンリャン映画ほかなんでも見る。→

その間に「中国」「中華」関連で堅苦しくない本は、意地汚く読みあさる、音楽を聴く。
京劇を観たり市民講座『中国を知ろう」に出たり。→
スカパーで台湾のテレビを見る。
(北京の普通話と台湾の北京語って随分発音が違うんだなぁ....と思う)



....という具合。本当のことを言えば、最初は映画で香港の俳優トニー・レオンに興味を持って、
気付けばレスリー・チャン(張國榮)のことで頭がいっぱい。
全ての道はレスリー・チャンに通ずなのです。

芸能情報ではなく、彼のことが理解できるならどーーーーんなことでも知りたかったのです。
ルーツとなる中国文化全体や、彼を取り囲むこと何でも。
(あまり語らないようにしてきたのですが、中華関連のことを話すとつい.....。)

おかげでレスリー・チャンが亡くなるまで、作る料理も週5日中華。特に香港家庭料理を。
あとの二日は純和食、日本人だってことを忘れない為に。またはフレンチ、イタリアンなど。
(今も死ぬほど好きなんですが....張國榮。。。)


台湾の第一印象って....。_f0063645_10155652.jpgハッ!!話がすっかり逸れてしまいました。
台湾のことでした。

とりたてて
台湾映画以外からの先入観もなく、台北についたのでした。
香港に初めて行ったときのように「異国情緒」を感じて緊張するかと思ったら、別に何も......。
南国の空気や色彩ではあるけれど、走る車の様子も、建物もそんなに日本と変わらない。
そこかしこから聞こえてくるのは「演歌」!みたいな曲ばかり。
でも「楽園の憂鬱」のような南国特有の倦怠感みたないのはあるかなぁ....というところ。

香港に初めて行ったときは「帰って来た....!!」という思いがして、
泣きそうになったものでしたが。

台北市内にタクシーで入ったときは....。
建物はみなそんなに大きいものが目立たない。町並みは垢抜けた色ではない。
そんなに古いものも見当たらず、ピカピカ新しい訳でもない。
東京郊外か、地方都市に来ちゃったようなかんじ。

それにしても、なぜみんなこんなに煤けているの?煤けているというより、排ガスまみれの
ねっとりした汚れかたなんですけど.....。どんより淀んでいる。
何もガッカリしないけど何も期待しない、そんな感じ。
(なんせ、もともとPARIS好きです....)

台湾の第一印象って....。_f0063645_10153629.jpg

上は街に感じた基本色。濃いめの緑色とレンガの色、またそれを薄めたような色。黄色。
これがついたばかりの第一印象。(なんですって!なんて怒らないでね台湾好きのお方。)


ただ、不思議なのは緊張しやすい私が、ダラ〜ンと穏やかでいられて
街に、慣れない人を排除するような空気が微塵も感じられない所でした。

さて、この第一印象がどんな風に変化するのでありましょうや?

※追記:greenagainのみどりさん!私が広東語を勉強しようと思ったのはコレ↑ですよ、コレ。
   レスリー・チャンがきっかけですよ〜
大きな声では言えないけど。
by kadoorie-ave | 2006-07-19 10:44 | 散歩と旅・建物
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