MADE IN HONG KONGの駱駝牌水壺(1) Handsome.co

Made in Hong Kongの魔法瓶・水筒として香港ではもちろんのこと、日本人香港迷にもここ数年人気のCamel Vacuum Flasks(駱駝牌水壺)。
香港のサイトでも、いくつか「日本人や台湾人観光客から人気の駱駝牌水壺が、香港でも若い人を中心に話題沸騰」的な内容の記事を見かけました。

私と駱駝牌水壺との出会いは5〜6年前。上環の朱榮記でデッドストックの魔法瓶を買ったのが最初です。それを見た香港人の友だちは、どの人も「Camelの魔法瓶はいいものです。香港で作られています」と誇らしげな顔で言うのです。その「誇らしげ」な表情と「香港製造」ということが気になって、その後駱駝牌のことを少しずつ調べていました。
ここ2年ほどは、香港の感度のいい雑貨店(←こぢんまりしているのが特徴)に駱駝牌の復刻版の水壺が並んでいたり、ずいぶん話題が増えた気がしていました。
ただ巷で話題になっているだけでなく、駱駝牌の会社自体も「やる気」を出しているような気がしました。
なにか、"打って出ている"ような感じ。さり気なく攻めてますな?駱駝牌 ...と。それも、センス良く。これはなんだろう?どうしたんだろう?
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実は前回ご紹介した「Dan Tat Monster」という面白そうなサイトを見つけた時、そのサイトは「Handsome Co.」という会社が運営していると書いてあったので、Handsome Co.のサイトに行ってみました。すると彼らのクライアント一覧の中に、なんと見慣れた駱駝牌のロゴマークがあるではないですか!Handsome Co.は駱駝牌に関わる仕事をしてる??
なるほどこんなイケてる若いクリエイター(と思われる人)たちが関わっていたのかー。だから若々しくて新しい動きが駱駝牌から感じられたのだと合点がいきました。(Handsome Co.についてはまた改めてご紹介しますね。)

さらに。その発見とほぼ同じ頃。私がインスタグラムに、テーブルで使っているレトロな駱駝牌の魔法瓶の画像を載せたところ、先程のHandsome Co.から
「この写真を駱駝牌のInstagramに転載させてほしいのですが」というメッセージが入ったのです。
なにこの偶然!!彼ら、まだ知り合いでもなんでもないのに!?
(偶然というより、彼らがネット上でも、いかに活発に駱駝牌の情報を拾ったり、広報活動をしているかってことですよね。)
Handsome Co.Camel Vacuum Flasks 駱駝牌水壺のInstagramも担当しているようで、こんなふうにRepostされてました。
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これをきっかけにHandsome co.と何回かメッセージのやり取りをしてみました。そうしたら
「僕たち、駱駝牌のInstagramだけでなくウェブサイトも作っているし 駱駝牌のFacebookも開始します。間もなく駱駝牌の歴史を知ることのできる動画もアップしますよ」と教えてくれました。

ほどなくできたそのページはこちら。既にご覧になった香港迷の方も多いはず。
(もうあっという間にできましたもんね。香港人のスピードの速さに感心。これなら目の前のチャンスも逃すまい)

⚫︎駱駝牌のサイト : http://www.madebycamel.hk
⚫︎サイト内にある駱駝牌の歴史がわかる動画 : 駱駝牌的故事
    動画はすべてHandsome Co.が作ったものだそうです。
    この動画、以前もVimeoにアップされていたのです。すごく好きで、"お気に入り"に入れていました。そこで見た九龍灣の古い工場の建物がもうたまんない!!渋い!なのにどこか洒落てる!
   …ところが、ある時期から↓こんなふうに鍵がかかって閲覧できなくなり、どうしたのだろうと悲しんでいたんです。時折動画を見ては仕事の気分転換をしていたもので。
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    また見られるようになってうれしい!これはやっぱり一度訪問したい!私は古い工場(九龍灣)の住所を調べ、Googleのストリートビューでその外観をためつすがめつ眺め、今回の香港訪問で行きたい場所の
    筆頭にしていました。
⚫︎ Facebookページ : Camel Vacuum Flasks 駱駝牌水壺

さてさて。さらに調べてみたところ、駱駝牌は現在、若い三代目の方が引き継いでいるようでした。
なるほど。それで一気にインターネットを上手に使った広報が始まり、趣味の良いデザインのサイトやロゴ、写真に動画なんかが出てきたというわけか。やるなぁ。

⚫︎若いオーナーのインタビュー動画がここに↓同じページに駱駝牌関連の動画リンク先もたくさん。
壱週Plus : 【77年老字號獨家專訪】第三代「駝主」現真身 親揭駱駝牌復刻水壺爆紅之謎 3月24日


今の若い世代には、香港の古いもの、香港らしさに価値を見出す人が多く、古くからあるものを捨て去るのではなく
その魅力をよく理解して生かし、新鮮なスタイルに生まれ変わらせる、そんなことができる人が増えてきました。
20年前と違い、デザインやアートを学んだ人もやけに多いです。
香港はどんどん変わっていき、大好きだったのに消えていくものがたくさんあります。でもそこに新しい魅力も生まれてきている。
若いセンス(ここは幅広く20〜40代ってことで)が何を生み出すか、ちょっとワクワクしていますっ。



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by kadoorie-ave | 2017-04-02 01:31 | 映画・音楽・ART・WEB | Comments(0)
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