展示したもの<街歩きシリーズ「ヒルサイド・エスカレーターのある坂道」>

では前回のイラストに引き続き、坂道のイラストを。

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上を通っているのは香港島セントラル(中灣)にあるエスカレーター。
デパートやショッピングセンターの中のエスカレーターじゃありません。
屋外にあるエスカレーターなのです。
坂道の、それも広いとはいえない通りの上にずっと続いています。
香港島は、港になるだけあって急勾配で山が海に迫る地形。
昔は海辺周辺だけだった建物も、今は中腹まで高層マンションが建ち並んでいます。
セントラル(中灣)とミッドレベル(半山區)を結ぶ長い長い「通勤通学お買い物エスカレーター」です。

長い長いといっても1基で延々..のわけはなく
エスカレーター20基+動く歩道3基+階段=約800m。(「地球の歩きかた 香港・マカオ」より)

映画「恋する惑星」の中でフェイ・ウォンがキョロキョロしながら乗っているのもここでした。

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建物の2階くらいの高さから、沢山の路地と生活が垣間見える
何度通っても飽きることのないエスカレーター、香港でもお薦めの場所です。
気になる所があったら、そこでエスカレーターを途中下車?して散策を、どうぞ。

個展でこのイラストをご覧になって「香港にもセブンイレブンがあるんですねー!」とおっしゃった方が。
ありますとも。そこかしこに〜。(コンビニは広東語では「便利店」。確かに。)

香港は本当に国際都市ですので、街の真ん中に立っていると
東京よりベタでローカル、古臭いものも多い反面
ずっとずっと進んでいる、と感心することも多いです。
タシカニ ココハ セカイト ツナガッテイル・・・。

日本にいると、まるで香港やアジアの国々を「遅れている」「洗練されているわけがない」
「現に向うの若い子たちは日本のカルチャーに憧れているでしょ?」といった目で見る人も
多いのですが(確かにそういう面もあるけど)
日本にいるときより、世界とのつながりはずっとずっと「近い」です。
香港の友人たちも個人個人は「国境」をとても気軽にとらえていて
飛行機ってバスだったの....!?と思わされることもあるくらい。

「世界は動き続けているんだな...」と肌で感じます。


さてさて、イラストの右側にある「蘭芳園」は屋台風の軽食屋さん。
もう50年以上続いているはず。

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ここの「豚バーガー(猪扒飽)」が旨いんだぁ♪
ボリュームのある中華風味付けのポークソテーをはさんであります。
香港式ミルクティー「奶茶」とセットにしてどうぞ〜!
え?甘〜いココナッツジャムを挟んだこんがりフレンチトーストがいいですか?
さぁどうぞ〜...なんて書いてたらお腹が空いてきちゃいました。ああ...
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by kadoorie-ave | 2006-06-17 11:40 | イラストの仕事 | Comments(9)
Commented by 9630tk2 at 2006-06-17 17:58
こんにちは。香港が凝縮したイラストですね!セブンイレブンも
今では香港の顔みたいにどこでもありますし、結構利用する人も
多いですね~。僕も何回も行きました。でも、このエスカレーターだけは
いったことがないのです、、、。次回は行って見たいですね!!!
Commented by pyontaro-piyopiyo at 2006-06-18 02:00
このイラストの大胆なアングルにはつい目が釘付けになりました。
香港のいろんな時間背景が凝縮されてるみたいで楽しぃ~!

豚バーガーもこんがりフレンチトーストも両方お願いしまぁ~す^^!
Commented by yamomet at 2006-06-18 07:32
セブンイレブン=便利店の訳が良いですね。すごく直裁で漢字が分かる人には感じが分かる。(笑)
彩りも空間の感じ、なんとなくざわざわしていて熱気を帯びた蒸し暑い空気が分かるような光子さんの作品を見ていると、場面を追いかけながら歩いてみたい、という気持ちになります。
豚バーガー(猪扒飽)の漢字表記がチョハッカイに勝手に読めてしまうのですが、勘違いでしたね。(爆)
Commented by r-work at 2006-06-19 00:28
「恋する惑星」でも印象的なシーンでしたね。映画とコラボして、
光子さんの作品が楽しめる。…いいなあ。幸せだなあ~。

ちょうど先日、合唱団イベントの打ち上げで「香港」を歌って
来ました~(笑) たまにいいカラオケに出会うと、香港の夜景が
バックに流れるのでございます。カンケイなくてすみません。たはは。
Commented by kadoorie-ave at 2006-06-19 11:47
>9630tk2さま
ほんの少し地面にいる時より視点が高くなって、
沢山の細い路地を行き交う人、店の中が垣間見えて新鮮です。
日常のものになっているのに数分間の非日常が味わえるという点で
スターフェリーにも通じるところが...。
Commented by kadoorie-ave at 2006-06-19 11:52
>pyontaro-piyopiyoさま
私のイラストが.というより現物が....なかなか大胆なアングルなので
是非描いてみたいと思いました。
このあたりも(この間のhumsumさんへのコメントにも書きましたが)
下北沢と神楽坂辺りをゴチャゴチャに混ぜたような印象で、いいんですよね〜。
Commented by kadoorie-ave at 2006-06-19 12:02
>yamometさま
便利店は本当に便利でして...朝は新聞を購入。ついでに気になる雑誌なんかも。
日本に帰る直前も、香港らしいお菓子なぞをお土産に色々買うのにぴったりです。
お店の人も、どこでも思いのほか親切だし!
“豚バーガー(猪扒飽)の漢字表記”モンダイですが....どうしてかな、
私にも「チョハッカイ」と読めて仕方ないのですが....。
Commented by kadoorie-ave at 2006-06-19 12:11
>r-workさま
初めて「恋する惑星」を見たときは気に入って何度も何度も見てしまいました。
蒸し暑い所なんて御免だ!と思っていた私が香港に興味を持つ「ドア」を発見した作品です。
そして実際行ってみて、ウォン・カーワイの描いた香港は、私の見た香港の印象ともぴったりでした。
そして「欲望の翼」で「むっとするような湿度」の色っぽさにノックアウト!
いや...いつも湿気っぽいのがいいってわけじゃないんですけれど....
Commented by こもも at 2006-12-02 22:18 x
私もTBさせていただいたのですが、ちゃんとできているかなぁ??
蘭芳園はすぐ隣に新店舗がありますけど、やっぱりこの古い方の店で
食べないと満足感がないんですよね…。

私も、『恋する惑星』に出会ったことで、香港に目覚めました。
ヒルサイドエスカレーターに乗ると、未だに「夢中人」をでたらめ広東語で
口ずさんでしまいます。あまりに移り変わりの激しい地域なので、あの映画の
ようなちょっと古めかしい建物が減ってしまって来たのが残念です…。
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