瀬戸内国際芸術祭(17)稲作と竹のアジア —小豆島の家—


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少々ご無沙汰いたしました。軽く風邪をひいたら、全体の症状は
軽いのに、「軽く頭痛」で「軽く胸が苦しく(うっすらぜんそく
気味)」「軽くぎっくり腰」で「軽く洟垂れ小僧」という状態が
数日続きました。まわりにも「夏の疲れが今頃出たのか風邪気味
で...」と仰るかたが多数いらっしゃいます。皆さまもどうぞお大
事に。


さぁて、小豆島の家」をご紹介しますよぅ。パン
パカパーン♪
内容になんの深みもありませんが、画像は多めで、これでもかこ
れでもかと載せてしまいました。少しでも臨場感が伝わればうれ
しいのですが...。(長い...かも。)

クリックすると拡大する画像は、脇に※マークがついています。
是非大きくして見てみてね♪

↓棚田の間の、結構急な坂を下っていくと...竹でできたトンネルが待っています。中にはいると、開
放感と、籠に捕らえられた雀のような気持ちと、ワクワクする気持ちを同時に味わえます。

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↓続きは下の「More...竹のトンネルに入っていくと」の青い文字をクリックしてご覧ください。↓
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そこには、大きな大きな竹のドームが。おとぎ話のなかにいるような、不思議な気分。
宮殿のようなのに、どこか東南アジアの簡素な住居のようでもある。何頭かのゾウが休んでいるよう
にも見える。

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↓竹のトンネルを通っているところです...

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↓ドームの中はこんなふう。中央に一段高い、竹のお座敷があります。靴を脱いで上がります。
明るく、気持ちのいい風が抜ける空間。それなのに包まれたような安心感もある。一歩踏み込んだだ
けで、体を覆っていたチリチリとした疲れが抜けていくのがわかります。みんなほぐれた表情になっ
てしまう。

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↓見上げると、森の奥で木々の木漏れ日の中にいるようです。しかも竹ならではの、スカッとした爽
やかさ。

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↓ジャングルを思わせたりもする...

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↓窓の形は、向こうの木々と呼応した形でもあって、ふとゴシック建築の教会を連想しました。
こちらはヨーロッパの深い森の重々しさとは正反対、吹けば飛ぶ(かもしれない)が、しなやかで、
いつも外気と共にある。

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↓丸い竹のお座敷。上がった途端、青竹踏み効果を感じて足踏みする人多し。三々五々ぺたりと座る
と、次には寝ころんだり、座って指圧をしあったりそれぞれに。

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↓温泉の大浴場・お風呂屋さん・旅籠・民宿の居間・縁側...そういう場所にもどこか似ていて、知ら
ない者同士何かを共有しているような感覚があります。

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↓これは、まわりの廊下(?)部分のカーブをお見せしたくて、合成し、つなげた写真です。カーブ
の形がなんともいいでしょう?左は出口。出口近くで、小豆島で生まれ育ったという、私より少しお
姉さんと思われる2人の人たちとおしゃべりしました。

A「どこからいらしたんですか〜?」
「東京...のはずれからです。」
B「きゃ〜そんな遠くから!すごいねえ、小豆島にそんな遠くからも芸術祭にくるなんて。どうです
 か〜?この島は。」
「ゆったりのほほ〜んとした、いいところですよねえ。瀬戸内の島々の形も、穏やかでツルツルキ
 ラキラ輝いている海もすごく好き。海があるところはどこでも好きですけど、この辺りは格別だと
 思います。食べるものもおいしいし。」
A「あっらー、私たち、ちっちゃーい頃からこの島に住んでるから、良さがわかんないよね〜。これ
 は当たり前だし、何にもなくてつまらないなぁって、ずーっと思ってるのよ〜。ねぇ。」
B「そうよねえ。」
「仕事のこともあるから、東京に住まいは必要なんだけど、この辺りにアトリエでもあったらいい
 のにって思います〜」
B「だったら、ほんとに越してくればいいのに。私ね、海のすーぐそばに住んでるの。すぐにドボン
 と飛び込めるわよ」
A「そうよそうよ〜、あなたも引っ越していらっしゃいよぉ。あのね、芸術祭始まってから、もう何
 軒かこの島に若い人たちの移住が決まったわよ。」
「ほんとに!?いいなあ〜」

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なんだかんだと話が弾んで、
『あれえ?あの人たち前からの
知り合いだったかな』と勘違い
しそうになりました。

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さて、スタスタと出口のトンネルを下ります。




 本当はもっともっとゴロゴロしていたかったなぁ。

↓外に出ました!振り返って私の宮殿「小豆島の家」をもう一度眺めます。

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ずっとずっと、そこにあればいいのに...と思いました。会期終了後もしばらくの間、ここに残して、
外からなら見られるという発表がありましたが、朽ちる前まで、中に入って休めたらいいのに残念な
ことです。管理上、無理と知りつつ、そう思いました。

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バイバイまたね、小豆島の家。


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by kadoorie-ave | 2010-11-23 23:58 | 散歩と旅・建物 | Comments(2)
Commented by マツモト at 2010-11-25 04:35 x
私も同じく洟垂れ小僧ですっ。
ホントこの時季、風邪引きの人が多いですね。

「小豆島の家」晴れていてよかったですね。私が行った時は小雨だったので、真ん中の舞台で寝転がれなかったのが残念でした。
通路で雨に濡れた竹ですべりそうになったのですが、ところどころ段差があり歩きやすくなっていました。←そんなところに感心!
一番好きなアートでした。竹4000本使ったとか・・・その作業量にも圧倒されました。
Commented by kadoorie-ave at 2010-11-25 12:02
>マツモトさま
今年は特に、夏のダメージが今頃になって出た、例年よりちょっと弱っているかも...という人が多いですね。マツモトさんもお大事に。

「小豆島の家」、なんとかここで雨には遭わずにすみました。そっか...マツモトさんは寝転がれなかったんですね。それは残念。竹が当たって痛いかなぁと思ったのですが、凝った背中に気持ちがよかったです。形も、素材も、体験(体感)できるというところも、すごくよかったですよね。土地の形や雰囲気にもぴったり馴染んでいて。普段用に、近所にも欲しい空間です〜ひと休みしてお茶が飲めて、マッサージしてくれる人がいたりしたら天国...
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