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ばらずし(倉敷祭り寿司)、のようなものに挑戦

昨年、倉敷で個展を開いたのは、10月中旬でちょうど屏風祭の時期でした。当日は、街のあちこち
で「祭り寿司」を食べることもできます。他で見かけるばら寿司と比べても、具沢山で華やか。

 ●「倉敷 祭り寿司」詳しくはこちら→ 「倉敷天領寿司祭り」

いいなあ〜♪『見栄いっぱいで豪華』だなんて素敵。私も食べたい、作ってみたい。

そこで。倉敷を初めて訪れたときから狙っていた、古い(というより古ぼけた)木の鉢(桶?)
倉手工布店にて購入。寿司桶を、なぜか買う気になれずどこかで大きめの木の鉢がないかと捜し
ていたのです。大きさ、形、ノミの跡なんかも気に入ったのですが、以前何に使っていたかわから
ない(台所で使っていたとは思えない)。そもそも日本の物ですらないようです(多分南洋材)。
汚れをとるのにも苦心しましたが、その後あく抜きにも手間取りました。それで、個展の後、すぐ
に作るつもりが年を越してしまったのです。
.....いやはや.....
でも、日本のそばなどの捏ね鉢では重々しく大きすぎしかも高価。といって木製サラダボウルでは
まるで小さすぎます。この形、大きさがよいので仕方ない。

それから、寿司ネタをコツコツと集めました。

<さあ!お正月明けになってしまったけれど、作りましょう。>
倉敷個展の際にお世話になった周りの人たちにこれで少し感謝の気持ちが伝えられたらいいな。近
所の友達にも、日頃のお礼ができたらいい。

...というわりに、食べる人の人数は多くないけれど、でも米はやはり一升近く炊かないと気分が
出ないんじゃない!?たくさんあっても、翌朝も、昼も...と食べればいつかなくなるでしょう。

主な材料は↓写真の通り。(画像をクリックすると拡大します。)

ばらずし(倉敷祭り寿司)、のようなものに挑戦_f0063645_2344128.jpg

酢飯には、高野豆腐、タケノコ、椎茸、小エビ、蓮根、インゲン、アサリ、写真にはありませんが
人参などを、さいの目や粗みじんに切ったものを混ぜ込みました。

ばらずし(倉敷祭り寿司)、のようなものに挑戦_f0063645_238453.jpg普段、錦糸卵は「はぁ、面倒くさい」と思い
ながら焼いていたため、もったり厚めでした。
今回は量も多く、気を張っていたせいか、な
んとか、まあまあのものが。

ばらずし(倉敷祭り寿司)、のようなものに挑戦_f0063645_2393792.jpgなんといっても自慢はこの椎茸!
頂き物の干し椎茸なのですが、肉厚でこの上
なく柔らかい!祭り寿司を作る日のためにと
っておいたのです。戻し汁も、なんともいえ
ず上品です。
※この椎茸は、宮崎県諸塚村産のもの。諸塚村
は、森林が適正に管理されているか、世界的
な認証機関FSC(森林管理協議会・本部ドイ
ツ)より、森林認証のFM認証を取得した村で
す。そしてこの椎茸はその健やかな山林から
出材された、クヌギやナラの木などの原木で
生産されているそうです。



なんだかんだと、仕事の合間に立ち上がっては下ごしらえをしていたので、丸一日かかってしまい
ました。出来上がりはこんなふう。↓ 

ばらずし(倉敷祭り寿司)、のようなものに挑戦_f0063645_23334746.jpg

↓おまけで、真上から見たところ。

ばらずし(倉敷祭り寿司)、のようなものに挑戦_f0063645_23372035.jpgまたしても、てんこ盛り!
中途半端に材料が余るのがイヤだわと、
何でも盛り込んだ結果です....。よせば
いいのに。

(あ、これ、2.5合分くらいのお裾分け
分を除いた分量です。)

あ〜〜!達成感。やり遂げたという気が
する。倉敷の皆様、これが変テコな代物
に見えてもお許しください。できたら、
アドバイスをいただけると成長します、
私。よろしくお願いいたします。


by kadoorie-ave | 2010-01-13 00:02 | おいしいもの
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