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なつかしい取材同行<築地>

ついこの間の仕事、なんて思っているともう3〜4年前の仕事だったりします。
楽しかったものは特に。

そんなお仕事の一つがこちら。
マガジンハウス「クロワッサン」特別編集「大人の東京案内」
2002年冬〜2003年夏まで季節ごとに一冊ずつ出たムックです。
そのうち冬号と夏号、秋号で取材に同行させていただきました。

普段、資料をいただいて部屋に籠ってひとり寂しく仕事する...というのが基本なので
取材に同行したことなどなく、
「築地、アメ横、キムチ横町のイラストマップ。取材に同行したほうが描きやすいでしょう」と
お声掛けいただいたときは、ワクワクして眠れませんでした。


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ライターは築地取材ならこの人!と言われる福地享子さん。
なんてったって、取材で魚河岸の魅力にはまって
今は編集ライターをしながら場内でも働くすごい人です。

右は、福地さんの著書「築地魚河岸猫の手修行」
  単行本: 252 p ; サイズ(cm): 19 x 13
  出版社: 講談社 ; ISBN: 4062112019 ; (2002/03)





朝イチで波除神社に、福地さん、カメラマンさんと集合ということだったのですが
集合場所まで行くのに、すごい勢いで行き交うターレットに轢かれそうになりながら
(とはいえ、実に上手にシロウトさんをよけてくださるのですが)
気持ちのよい興奮で目を回しそうでした。

これは、「大人の東京案内 冬」の綴じ込み付録として付けられた
「クロワッサン市場新聞」の築地イラストマップ。
なつかしい取材同行<築地>_f0063645_4958.jpg

↑場外市場の晴海通りに面したところにヨネモトというカフェがあるのですが
朝の市場仕事が一息ついた頃のこの店はいいです〜。
長靴はいたおじさんたちが一息ついているのですが、パリの下町のカフェ...の趣きですよっ。
(嘘っぽくないというか、薄っぺらではない雰囲気)
ジャン・ギャバンも似合うかも、です。午後はこじんまりと落ち着いたカフェです。
確か床がコンクリートのままなのは、河岸の「長靴仕様」のためだったはず。

なつかしい取材同行<築地>_f0063645_492249.jpg

























↑「クロワッサン特別編集「大人の東京案内ー冬」
     大型本: 97 p ; サイズ(cm): 30
     出版社: マガジンハウス ; ISBN: 4838783825 ; 〔2002〕冬 巻 (2002/11)

それにしても、河岸が豊洲に移転したら、ほんとにこの辺はどうなっちゃうのでしょう。
昭和8年から蓄積してきたこの風景は......。
by kadoorie-ave | 2006-03-08 04:34 | イラストの仕事
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