高松〜倉敷〜岡山の旅『倉敷〜MUNI』

さあて、倉敷駅到着〜〜♪とにかく倉敷国際ホテルまでタクシーで大急ぎ。アタフタとチェックイン
して、タクシーを呼んでもらい「MUNI」へ。
運転手さんに店名と住所を伝え、この辺りですと地図で指差したのですが、「ここには『はしまや』
さんっていう呉服屋さんしかないよ。もう真っ暗だよ。『MUNI』なんて店あったかなあ...。絨毯の
店なの?え? クラシカル・チャイニーズ・ラグっていうの?ふうん。行ってみるけど、ないかもし
れないよ〜『はしまや』さんは誰でも知っている有名な店だけどね。その先は何にもないしねえ」と
いう返事。時間もないのでとにかく行ってみることに。
途中、運転手さんに、「『MUNI』というのはですね...」と、その店がどんなに価値のある仕事をし
ている店なのか、懇切丁寧にご説明申し上げる...ついつい。だって、「そんな店ないよ」の一点張
りなんですもん。
「店はあまり大きくないの?」と聞かれ
「大きくないはずです。派手な店構えでもないはず」
「お客さんの言うような『価値のある仕事』をしているのに?」
「そうです。あのね、質の高い仕事で、過剰な宣伝などせずに『上品な商い』をなさっているのです
よ」と私。
「なるほど、『上品』にやってらっしゃるんでしょうなあ」
「ええそうです。美観地区や本町通りの雰囲気にぴったりの、知っている人は知っている、ワカル人
にはワカル。そういうお店なんですっ」....地元の運転手さん相手に、しかも生まれ初めて倉敷に来
たくせに、なにを宣伝しているんだか...。
「とりあえず、『はしまや』さんの前で停めてください」とお願いし....着いたようです。
真っ暗です。
すぐそばに見える、ほの明るい入り口が「MUNI」でなかったらどうしよう...。

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よかった、MUNIでした!

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MUNIの入り口。

中に入ると、蔵を利用した、こぢんまり落ち着い
た空間でした。お店の方たちとお話ししながら次
々と絨毯を見せていただきました。

柔らかくて、でもしっかりとした弾力。毛にも色
にもなんともいえない艶があるのです。殊に藍色
の深くて美しいこと!

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お店の方が「ここに座ってみて」と、写
真を撮ってくださいました。
「すっごく絨毯がお似合いになります〜
♪」「本当に?」絨毯が“似合う”と
は...!?

閉店時間が過ぎたあとも、NHK-BSで以
前放映された「MUNI」の絨毯制作を
追った番組を見せていただいたり、お茶
菓子をいただいたりしました。


小さなラグを見せていただきました。「これは10年経った絨毯なんです。藍色がさらに深く艶も増
しているでしょう?」
確かに!絨毯そのものも、決してヘタっておらず、柔らかな弾力があります。新しい物より、一層つ
やつやと深く鮮やかな色になっていました。うっとり...。100年の使用に耐えられるように作られて
いるそうです。
クラシカル・チャイニーズ・ラグは、明朝から清朝初期に宮廷に献上された絨毯。当時の絨毯(とい
うより中国文化・美術全体)は、非常に洗練され、シックなものが多いのです。ココ・シャネルやフ
ランク・ロイド・ライトもこのラグに心奪われた人たちです。これが、清朝滅亡と共にすっかり途絶
えてしまい、今あるのは当時の美しさをすっかり失った大量生産品で、似ても似つかない代物...と
いうところまでは、昔から知っていました。
これを、MUNIのオーナーが復興した...というのを知ったのは、何年くらい前でしたろう?そのとき
から、ずーっと憧れていたのです。青山にもギャラリーショップはあります。でも、一度は倉敷の
ギャラリーを観ておきたかったのです。

※詳しくはMUNIのサイトへ。

ああ、どれがいいかなあ。...いつの日か、MUNIのカーペットが手に入ったら、部屋全体をカーペッ
トが活きるようにしつらえるのだけど。

お店を出たら、頭の中に、MUNIのカーペットからいくつものイラストのメージが浮かんできました
♪早く形にしてみたい!

<追記>ここまで書き終えてふと、MUNIのスタッフ・ダイアリー(ブログ)BLUE YARNを見る
と、なぁんと偶然。以前私がお送りしたポストカードが掲載されていました。このブログでやっと
MUNI訪問のことを書くことができた!と思ったら、ほぼ同時にスタッフ・ダイアリーで紹介してく
ださっていたなんて。なんてタイムリー、びっくり。これもなにかのご縁、と思いたい♪
●BLUE YARN4月09日「輪」というところです。



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by kadoorie-ave | 2009-04-10 01:31 | 散歩と旅・建物 | Comments(6)
Commented by *やん* at 2009-04-10 15:02 x
まあ!光子さんったら、
   本当に絨毯がお似合いになります〜♪

本当に絵になっていますよ*^C^*

BLOGも覗かせて頂きましたが、素敵なお店ですね。
Commented by cloud9 at 2009-04-11 02:10 x
革のお店もこのじゅうたんのお店も知らなければ平穏な気持ちで過ごせるのに…光子さん、罪作りです。しゅてきしゅぎる…。
ところで高松で大活躍のどつぼさんって、鉄道林を撮るのが趣味の方でしょうか?一度いや二度、マイカーの上にスーツ姿で仁王立ちしてたのをテレビでみたんですが、この方ではなかったかしら。
Commented by kadoorie-ave at 2009-04-12 22:08
>*やん* さま
まあやっぱり?明日のおでかけに、絨毯を巻いて行こうかしら♪
...なんて。でも、冗談ではなくうれしかったんです。大好きな絨毯だから。
実際にさわったり、上に座ってみたりすると、その魅力がますます増します...。
Commented by kadoorie-ave at 2009-04-12 22:38
>cloud9 さま
私も早くもう一回、高松や倉敷のお店を見に行きたいです〜。cloud9さんも機会を作って是非〜♪

高松のどつぼさん、そうそう、そうその人です。いつもスーツ姿、ロケコーディーネーターで、カメラマンで、またときにフリーライター。
これですね♪→NHK熱中時間〜忙中“趣味”あり〜
http://www.nhk.or.jp/nj/housoukiroku_2005.html#anchor51
Commented by shinmemo0417 at 2009-04-30 18:09
コメントしようとしていたら、もう随分経ってしまいました。僕はMUNI大好きなんですよ。青山にもあるけどこちらが出身地でしたよね。時間の流れ方が違うし、あの独特の色合いとタッチは実用的な工芸品クラスですね
Commented by kadoorie-ave at 2009-05-04 09:42
>shinmemo0417さま
ごめんなさい、コメントへのお返事が遅れてしまいました。
私はMUNIのカーペットが手に入ったら、そのために家を建てたいくらい(完全な妄想ですが)好きなんです。MUNIのサイトの、お客さまたちの立派な家での使用例を見るにつけ、私ならこう使いたい、ああ使いたいとイメージだけ膨らませています。
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