平安時代イラスト、性懲りもなく...

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う〜ん、そうなんです。私の平安のイラストは線が堅いんですよねえ。
下の「プイプイ」のイラストはせいぜい40秒くらいで描いていますから、
ちょっと複雑な気持ち....。
この仕事では、よくわからないところをボカしたり省略したりはしなかったので、
(資料イラストなので、雰囲気だけわかるのでは足りなくて)
気が狂ったように資料を漁っていました。
何が辛いって、絵で描かれた資料では着物の微妙な皺の入り方、
たるみかたなどがわからないということです。
また、資料のほとんどが肝心の細部は省略されていたり、
雲や霞の文様がかかっているんです。
そこで、本当にお世話になったのが、こちらのHP。
実際に身につけている写真がたくさんあるのが助かるところ。
こちらがなかったらイラストを描けませんでした。内容の濃〜〜いサイトです。

源氏の部屋」 
源氏物語の世界への深〜〜〜〜〜い愛情が感じられます。
何より、参考になる画像が山のようにあります。
実際に人が装束を身につけている写真が数多くあります。
そのうえ、「風俗博物館」で様々な機会に色々な角度から撮った
源氏の世界の再現写真もたくさん!!

風俗博物館〜よみがえる源氏物語の世界
源氏物語の舞台、六條院「春の御殿(おとど)」の1/4スケールの展示があります。
そこに十二単等の装束や調度品などが再現されています。
ヘェ〜なんて言ってないで、是非画像だけでもごらんください。
京都にいらっしゃるかたは是非!実物を。リアルに源氏の世界を体感できます。
自慢じゃないが古典音痴の私ですら心からお勧めできる博物館。

有職装束研究 綺陽会 」
有職故実ならここ!

でね、すごいのは、皆さんオフ会や研究会などで実際に十二単や狩衣など
お召しになっているっていうことです。
中には、太刀や琵琶なんかを手作りしちゃう方まで....。

そうそう。
平安時代にはワンレングスの超ロングヘアーが欠かせないわけですが
世の中には、超ロングヘアーファン、という方たちもいらっしゃるわけで。
そんな方にはここ。↓  
ロングヘアマガジン
「源氏の部屋」ともリンクしてます。
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by kadoorie-ave | 2006-03-04 23:34 | イラストの仕事 | Comments(4)
Commented by yamomet at 2006-03-06 00:13
こんばんは、たまです。
先ほどはこちらの辺境の地のブログにわざわざお越しくださいましてありがとうございました。
源氏物語のイラストの緻密さにすごいなぁ~と口を開けて感心しています。色が綺麗ですね。いろいろと源氏物語のファンサイトがあるんですね。じっくりと1つずつ観に行ってみます。
また、ちょこちょこ寄らせてくださいね。よろしくお願いします。
Commented by mieru1 at 2006-03-06 00:51
初めまして。
私のブログに御訪問、ありがとうございました。

こういう普段描き慣れない、見なれないものを描くのって大変ですよね。
絵は具体的に描かなくてはいけないし。

私も伝記漫画で古い時代の人間を描かなくてはいけなくなった時に参考にしたのが小学館の学習漫画「日本の歴史」でした。
漫画家のあおむら純さんの描く着物はデッサンもきちんとしているし、実際に参考にしてじっくりと見ると画力の高さに驚きました。
先生はこのお仕事でかなり着物の着付けなども勉強されたらしく、「千と千尋の物語」の着付けの間違いなどにも気付いたとか。

そういうお手本になる資料があると、いきなり心強くなりますね。

でもいいお手本があっても私は実力が伴っていないのであまり見栄えがよろしくないのです・・・(つд`)。
Commented by kadoorie-ave at 2006-03-06 09:16
>yamometさま
わぁ、いらっしゃいませ、たまさん。
源氏物語のサイトは、世の中には本当に色々なことに夢中になっている人が
いるものだと感心させられます。
しかも、情熱が失速しないで続いていることもすごいです。
特に、「源氏の部屋」の「雅な世界にチャレンジ http://kyoto.cool.ne.jp/eva_genji/challenge.htm」では、
実際に平安装束を正しく(←ここポイント)身につけたかたたちが実際に牛車に乗る体験をしていらしたり。
決して興味本位のコスプレなどではないところがすごいんです〜。

たまさんの食への情熱も.....そういえば。続けてるってすごい。。。
Commented by kadoorie-ave at 2006-03-06 09:47
>mieru1さま
みえるさん!見てくださってありがとうございます。
この、デアゴスティーニ社の「ビジュアル源氏物語」でも、
ページの中心にはベテラン漫画家(&松本零士さんの奥様でもある)牧美也子さんの劇画、
「源氏物語」が毎ページに入っていました。
古文が苦手な人でも、このマンガでストーリーがわかります。
(もちろん、別に現代語訳の源氏物語と原文付き。)
マンガなのでサラリと読めちゃうんですけど、絵を描くために一コマ一コマ見直すと
牧さんがどれほどちゃんと研究して描かれているかがよくわかりました。

私の場合、頭の中が慣れない平安時代でいっぱいになってしまい
電車に乗っても、車内の人々にどんな装束が似合うか、
男の人には頭の中で烏帽子をかぶせたりして、想像(妄想)に忙しかったです。
さすがに、姫君や貴公子の衣装の似合う人ってそうそういませんでした.....。
この仕事、それまでのつまらない自分のイラストのスタイルへのこだわりを捨てるのに、
すごくいい体験になりました。
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